国の有識者会議・モニタリング会議
リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議
概要
国土交通省は、2024年2月、リニア中央新幹線静岡工区の水資源、環境保全に関する有識者会議の報告書で整理された対策について、科学的・客観的観点から、その状況を継続的に確認することを目的として、モニタリング会議を設置しました。
構成員
-
委員
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地域づくり、山岳トンネル事業実務、環境地盤工学、進化生物学等の有識者7名
(県専門部会から1名の委員が参加)
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オブザーバー
- 環境省等関係省庁、静岡県、静岡市、大井川流域10市町
-
説明責任者
- JR東海
-
事務局
- 国土交通省鉄道局
開催日と主な議題
-
国土交通省ホームページ(外部リンク)
会議資料、議事録等はこちら
リニア中央新幹線静岡工区モニタリング会議委員と大井川流域(8市2町、静岡市)、静岡県との意見交換会(2024年10月6日)
第4回(2024年8月22日)
- JR東海と静岡県の協議状況について
- 山梨県側からの高速長尺先進ボーリングについて
山梨工区の高速長尺先進ボーリング視察(2024年7月15日)
静岡工区の水資源、環境保全に関する現地視察(2024年6月12日~14日)
第3回(2024年6月12日)
- JR東海と静岡県の協議状況について
- 山梨県側からの高速長尺先進ボーリングについて
- 静岡市からの情報提供(リニア中央新幹線環境影響評価についての静岡市の現状認識等)
第2回(2024年3月29日)
- 静岡工区の事業計画
- JR東海と静岡県の対話状況
第1回(2024年2月29日)
- リニア中央新幹線静岡工区の概要
- モニタリング計画
リニア中央新幹線静岡工区有識者会議
2020年4月、国土交通省は県とJR東海の対話進捗速度に危機感を持ち有識者会議を設置
概要
国土交通省は、2020年4月、これまで県とJR東海で行われてきた議論等を検証し、その結果を踏まえ、国土交通省がJR東海に対して具体的な助言、指導等を行っていくことを目的として、有識者会議を設置しました。
第1回(2020年4月27日)から第13回(2021年12月19日)まで、大井川水資源問題について「トンネル湧水の全量の大井川表流水への戻し方」「トンネルによる大井川中下流域の地下水への影響」を論点として、約1年8か月、科学的・工学的な観点から議論が行われ、第13回会議で「大井川水資源問題に関する中間報告」が取りまとめられました。
それに対して、県は、流域市町・利水者の意見を踏まえ、2022年1月26日、中間報告に対する県の見解をJR東海と国土交通省に提出しました。中間報告において、「工事期間中も含めてトンネル湧水を戻せなければ全量戻しにならない」とされたことから、大井川水資源問題について、県とJR東海が直接対話する県地質構造・水資源専門部会を再開することとしました。
2022年6月8日には、生態系などのJR東海の環境保全に関する取組に対して、科学的・客観的観点から議論を行うことにより、JR東海に対して指導・助言等を行う第14回有識者会議(第1回環境保全有識者会議)が開催されました。
関係者へのヒアリングや現地視察等を踏まえ、論点整理を行い、第20回(第7回環境保全有識者会議)から第27回(第14回環境保全有識者会議)まで本格的な議論が行われ、2023年12月7日、「リニア中央新幹線静岡工区に関する報告書(令和5年報告)~環境保全に関する検討~」が取りまとめられました。
設置目的
これまで県とJR東海で行われてきた議論等を検証し、その結果を踏まえ、国土交通省がJR東海に対して具体的な助言、指導等を行っていく。
県と国土交通省との合意事項
1 会議は、透明であること
2 議題は、引き続き対話を要する47項目全てとすること
3 会議の目的は、国土交通省によるJR東海への指導とすること
4 委員選定は、中立公正を旨とすること
5 会議の長は、中立性を確認できる者とすること
構成員
(~第13回)
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委員
-
河川工学、水文学、地下水学、地盤工学、地球環境科学等の有識者7名
(県専門部会から2名の委員が参加)
-
オブザーバー
- 環境省等関係省庁、静岡県、大井川流域10市町
-
説明責任者
- JR東海
-
事務局
- 国土交通省鉄道局
(第14回~)
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委員
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河川工学、地下水学、生態系管理学、動物生態学、植物生態学等の有識者8名
(県専門部会から3名の委員が参加)
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オブザーバー
- 環境省等関係省庁、静岡県、静岡市、大井川流域10市町、JR東海(~第19回)
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説明責任者
- JR東海(第20回~)
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事務局
- 国土交通省鉄道局
有識者会議の開催日と主な議題
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国土交通省ホームページ(外部リンク)
会議資料、議事録等はこちら
環境保全(2022年6月8日~2023年11月7日)
第27回【第14回環境保全有識者会議】(2023年11月7日)
- 引き続き議論が必要な委員指摘事項
- トンネル掘削による南アルプスの環境への影響の回避・低減に向けた取組み(案)
- リニア中央新幹線静岡工区に関する報告書(令和5年報告)~環境保全に関する検討~(案)
第26回【第13回環境保全有識者会議】(2023年9月26日)
- 引き続き議論が必要な委員指摘事項
- トンネル掘削による南アルプスの環境への影響の回避・低減に向けた取組み(案)
・工事により懸念される南アルプスの環境への影響
・地下水位低下による沢の水生生物等への影響と対策
・トンネル掘削に伴う地下水低下による高標高部の植生への影響と対策
・環境管理に関する体制及びデータの報告・公表 等
- リニア中央新幹線静岡工区に関する報告書(令和5年報告)~環境保全に関する検討~(案)
第25回【第12回環境保全有識者会議】(2023年8月30日)
- 第24回(第11回)会議での指摘事項
- 沢の水生生物等への影響と対策について
・沢の流量変化に対する回避・低減措置、代替措置
・注目すべき沢・生物種の整理、沢の流量等のモニタリング計画
- 高標高部の植生への影響と対策について
・高標高部の調査
・植生の水分供給経路の分析
- 地上部分の改変箇所における環境への影響と対策について
・トンネル湧水等・排水による影響の回避・低減措置
・地上改変による影響の回避・低減措置
・水質・水温のモニタリング計画、発生土置き場のモニタリング計画
第24回【第11回環境保全有識者会議】(2023年7月26日)
- 第23回(第10回)会議での指摘事項
- 沢の水生生物等への影響について
・沢の流量変化に対する回避・低減措置、代替措置
・注目すべき沢・生物種の整理、沢の流量等のモニタリング計画
- 高標高部の植生への影響について
・高標高部の調査
- 地上部分の改変箇所における環境への影響について
・トンネル湧水等・排水による影響の回避・低減措置
・地上改変による影響の回避・低減措置 等
第23回【第10回環境保全有識者会議】(2023年6月23日)
- 沢の水生生物等への影響について
・沢の流量変化の分析(シミュレーションによる分析等)
・沢の地形・水環境、生物の生息状況の整理(沢の類型化等)
・水生生物等への影響分析・評価
第22回【第9回環境保全有識者会議】(2023年5月16日)
- 沢の水生生物等への影響について
・沢の流量変化の分析(シミュレーションによる分析等)
- 地上部分の改変箇所における環境への影響について
・発生土置き場等による環境への影響分析・評価
第21回【第8回環境保全有識者会議】(2023年4月11日)
- 第20回(第7回)会議での指摘事項
- 沢の水生生物等への影響について
- 高標高部の植生への影響について
- 地上部分の改変箇所における環境への影響について
第20回【第7回環境保全有識者会議】(2023年2月14日)
- 第19回(第6回)会議での指摘事項
- 沢の水生生物等への影響について
- 高標高部の植生への影響について
- 地上部分の改変箇所における環境への影響について
第19回【第6回環境保全有識者会議】(2022年12月20日)
- 第18回(第5回)会議での指摘事項
- 環境保全に関する論点(案)
- 意見交換
第18回【第5回環境保全有識者会議】(2022年11月16日)
- 第17回(第4回)会議での指摘事項
- 関係者ヒアリング(十山株式会社、西畑武氏)
- 意見交換
第17回【第4回環境保全有識者会議】(2022年10月7日)
- 第16回(第3回)会議での指摘事項
- 関係者ヒアリング(川根本町、島田市)
- 意見交換
第16回【第3回環境保全有識者会議】(2022年8月31日)
- 第15回(第2回)会議での指摘事項
- 関係者ヒアリング(静岡市)
- 意見交換
第15回【第2回環境保全有識者会議】(2022年8月2日)
- 第14回(第1回)会議での指摘事項
- 関係者ヒアリングの進め方
- 関係者ヒアリング(静岡県)
第14回【第1回環境保全有識者会議】(2022年6月8日)
- リニア中央新幹線静岡工区の概要及び大井川水資源問題に関する中間報告
- 有識者会議の当面の進め方 等
水資源(2020年4月27日~2021年12月19日)
第13回(2021年12月19日)
- 大井川水資源問題に関する中間報告(案)について
- 今後の進め方
第12回(2021年9月26日)
- 大井川水資源問題に関する中間報告(案)について
- 今後の進め方
第11回(2021年4月17日)
- 大井川水資源利用への影響回避・低減に向けた取組みについて
- 中間報告(案) 等
第10回(2021年3月22日)
- トンネル掘削に伴う水資源利用へのリスクと対応について
- 大井川水資源利用へのリスクと対応について
- 中間報告(素案) 等
第9回(2021年2月28日)
- トンネル掘削に伴う水資源利用へのリスクと対処について
- 大井川流域の水資源の概念図について
- 工事期間中(先進坑貫通まで)の県外流出湧水の影響評価について
- トンネル湧水の大井川への戻し方及び水質等の管理について 等
第8回(2021年2月7日)
- 大井川流域の水循環の概念図について
- 工事期間中(先進坑貫通まで)の県外流出湧水の影響評価について
- モニタリング計画と管理体制について 等
第7回(2020年12月8日)
- 大井川流域の水循環の概念図について
- トンネル工事による影響と水資源利用への影響回避・低減に向けた基本的な対応について
- トンネル湧水の大井川への戻し方及び水質等の管理について
- モニタリングの計画と管理体制について 等
第6回(2020年10月27日)
- 前回会議の追加説明について
- トンネル掘削による大井川中下流域の地下水への影響について 等
第5回(2020年8月25日)
- 大井川流域の現状及び水収支解析について
- 畑薙山断層帯におけるトンネルの堀り方・トンネル湧水への対応について 等
第4回(2020年7月16日)
- 大井川水資源利用への影響回避・低減に向けた取組み(素案)について
- 大井川流域の現状及び水収支解析について 等
第3回(2020年6月2日)
- 大井川水資源利用への影響回避・低減に向けた取組み 等
第2回(2020年5月15日)
- 論点整理 等
第1回(2020年4月27日)
- リニア中央新幹線の概要と大井川水資源問題に係る主な経緯
- 県専門部会における議論の内容 等
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このページに関するお問い合わせ
くらし環境部環境局
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2421
ファクス番号:054-221-2940
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