他の工事での水枯れの事例

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ページID1007416  更新日 2023年1月27日

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丹那トンネルの事例

東海道本線丹那トンネル工事(1918年大正7年~1934年昭和9年)では大量のトンネル湧水が発生し、芦ノ湖3杯分(6億立方メートル)とも言われる水が失われました。

その結果、山葵栽培、水田、飲料水として使われていた水が枯れ、被害を受けた水田は5000町歩、関係農民は6000人とも言われています。

影響を受けてから、数年後に補償を得ましたが、失われた水は戻ってきませんでした。

写真:トンネル工事の様子1

写真:トンネル工事の様子2

丹那トンネル工事における湧水の状況【写真提供:土木学会付属土木図書館】

渇水被害の経緯

イラスト:渇水被害の経緯

湧水枯渇

断層線に沿ってトンネルから離れた場所でも湧水が枯渇した。

地図:湧水の枯渇箇所

地下水低下

地下水位はトンネル貫通まで低下し、ついにはトンネル位置付近まで130メートル低下した。

グラフ:ボーリング地下水位

突発湧水の発生

著しい突発湧水が2回発生。トンネル湧水量は計6億トン(芦ノ湖3杯分)と言われている。

グラフ:丹那トンネル西口の湧水量

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