平成26年度 男女共同参画社会づくりに関する知事褒賞受賞者紹介
男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒賞受賞者の紹介
静岡県では「静岡県男女共同参画推進条例」に基づき、男女共同参画の推進に関する取組を積極的に行っている個人・団体・宣言事業所の皆さんや、チャレンジした女性個人・女性団体を表彰しています。選考委員会による選考の結果、本年度の受賞者を次のとおり決定しました。(部門ごとに50音順に記載、敬称省略)
【個人の部】3件
大川須津子(長泉町)特定非営利活動法人静岡県男女共同参画センター交流会議代表理事
- 平成9年から17年まで長泉町議会議員を務め、女性議員として、男女共同参画の視点をもったまちづくりへの提言を行い、広く住民に対する男女共同参画の推進に尽力した。平成21、22年度には長泉町男女共同参画プラン策定委員会委員長、平成23年度からは長泉町男女共同参画推進懇話会会長を務めている。
- 平成19、20年には長泉町本宿区初の女性区長として女性の視点からの地域活動に取り組んだ。読み聞かせボランティア、少年少女サークル活動といったボランティアや、町民向けの情報紙を通じて男女共同参画の啓発にも努めている。
- あざれあ交流会議代表理事として、男女共同参画啓発講座等を県内で多数開催している。
長野蝶子(静岡市清水区)一般社団法人静岡県地域女性団体連絡協議会顧問
- 平成21年から4年間、静岡県地域女性団体連絡協議会会長を務め、会員が男女共同参画社会推進のリーダー的役割を果たせるよう、啓蒙啓発を行った。また、会長として静岡県男女共同参画会議委員の他、福祉・医療・文化など様々な分野の審議会の委員も務めた。現在は地域女性団体連絡協議会顧問。
- 「はなみずきネットワーク清水」の会員(平成10年から20年まで会長)として、住民を対象とした男女共同参画社会づくりのための事業を広い視野で企画・実施している。また、働く母親を応援する夏休み学童保育や託児ボランティア、学校応援団の活動の際にも、母親や小中学生を対象に啓蒙活動を行っている。
湯浅優子(沼津市)スペシャルオリンピックス日本・静岡会長
- 沼津市に「男女共生プラン」の策定、「男女共同参画推進条例」策定への働きかけを行い、沼津市の男女共同参画社会づくりに貢献した。平成15年から4年間は市議会議員を務め、市女性職員の幹部登用、セクハラ問題などを議会でとりあげて訴えた。
- 地域では、アミーぬまづ会員として、地域女性史の作成、市民を対象に講演会を実施している。SWOSの会びっくり箱劇団団員として県下各地の学校や町内会の集まりで劇を披露し、男女共同参画に対する意識向上に力を入れている。
【団体の部】1件
特定非営利活動法人男女共同参画フォーラムしずおか(静岡市葵区)
- 静岡市主催の女性人材養成講座の修了生の自主活動グループから生まれた団体で、平成17年に設立され、静岡市女性会館の一部事業受託と指定管理者を担っている。
- 女性会館の指定管理事業では、ニーズの当事者からサービスの提供者側へとステージを移し、当事者の目線に立った講座を開催している。一方で、「働く女性の問題」や「男性介護」「貧困問題」などの社会的課題を捉えた問題解決型の事業を展開しており、その企画は全国女性会館協議会の事業企画大賞等を受賞。また、全国の女性会館等に職員を講師として派遣している。
【宣言事業所の部】1件
株式会社NOKIOO(ITサービス業)(浜松市東区)従業員20人(女性9人男性11人)
- 女性(男性)の能力発揮や活躍を促進するための取組:役員に女性を登用し、女性中心のプロジェクトチームを組んで、新しい事業の創出を推進している。新規雇用人材では、能力を認めれば、男女差なく既婚、子育て中の女性も積極的に採用。
- 男女が共に参画できる職場づくりのための取組やこれに類する取組:職種横断的なプロジェクトチームを作り、職場の環境改善、コミュニケーションの活性化に取り組んでいる。
- ワーク・ライフ・バランスを図るための取組:職場は出社したときに空いているデスクを自由に選ぶフリーアドレスオフィス。働く時間はフレックス制で、週に一度の出社日以外は、各自が職種に合わせて出社せずに自宅で勤務、集中作業でパフォーマンスを追求することも可能。子育て、介護等に際しても自宅で勤務ができる。
【チャレンジの部】3件
特定非営利活動法人e-Lunch(焼津市)構成人員29人(女性29人、男性0人)
- 地域のIT化支援と女性の社会参加の応援を活動目的として、同じパソコンスクールで学んだ主婦が中心となり、自分たちの学びを地域に貢献したいとの思いがもとになり、設立。
- 活動内容は、年配層や主婦向けのパソコン講座、小中学生を対象にした情報モラルを学ぶ講演や講座等。焼津市から委託されている子育て応援サイトの運営やネットパトロール、女性の就労支援講座も行っている。
- 就業と子育てや介護を両立しながら活動を続けて10年以上法人を運営しており、年々活動規模が大きくなっている。
小澤里恵(静岡市葵区)株式会社ルイズビィ代表
- 平成21年に起業し、アフリカのルワンダの女性達が編む伝統工芸品のかごを輸入、販売している。「内戦の影響で貧しい生活を強いられているルワンダの女性の力になりたい」と強く考え、女性の自立支援につながるビジネスモデルを作り出した。現地に赴き、納品率や品質基準について直接指導を行い、日本国内の販売ルートを確立している。
- 静岡市内の直営店、オンラインショップのほか、全国に取扱店も増加中。
- 現在はルワンダの他にケニアとの商品開発も行う。
堀田久美(富士市)菜桜助産所代表
- 助産師として病院や診療所で勤務後、「母親と家族のような関係を築きたい」と助産所を開設。建物の返済資金調達のために、助産所業務を他助産師に委託して大学で教員として勤務するなどの苦労しながらも、返済のめどが立つと助産所のさらなる発展のために東京大学博士課程に進学し、修了、平成24年から助産所に復帰。
- 助産所では、出産時だけでなくその後のケアに力を入れ、地域の母親から信頼されている。
- 助産所内の手作りおもちゃの会や子育てサロンで、就労していない女性の働く場を提供。富士市のパパママ教室等の行政の活動にも協力されている。
このページに関するお問い合わせ
くらし・環境部県民生活局男女共同参画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3363
ファクス番号:054-221-2941
danjyo@pref.shizuoka.lg.jp