平成24年度 男女共同参画社会づくりに関する知事褒賞受賞者紹介

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ページID1013693  更新日 2023年1月11日

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男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒賞受賞者の紹介

静岡県では「静岡県男女共同参画推進条例」に基づき、男女共同参画の推進に関する取組を積極的に行っている個人・団体・宣言事業所の皆さんや、チャレンジした女性個人・女性団体を表彰しています。選考委員会による選考の結果、本年度の受賞者を次のとおり決定しました。(部門ごとに50音順に記載、敬称省略)

写真:H24受賞者

【個人の部】2件

河原みち代《浜松市西区》浜松市男女共同参画アドバイザー、「みらいネット浜松」代表

浜松市において、男女共同参画関連の審議会や団体の役員として市の条例や計画策定に関わり、男女共同参画の推進のために20余年、活動を継続。男女共同参画を進めるため、市民への周知が必要で身近な実践が大切であることから「みらいネット浜松」を設立し、幅広く事業を展開し、男女が共にいきいきと住みやすい社会・浜松を創るよう尽力している。

瀧野慶子《熱海市》株式会社瀧野工業所代表取締役、熱海女性連絡会会長

県東部、特に熱海・伊豆地域での男女共同参画社会づくりや女性の地位向上に尽力している。熱海女性連絡会では長年会長を務め、地球温暖化防止のためのごみ減量作戦として、古傘布を利用したマイバッグ作成や、熱海ビーチを観光の一大拠点にとの花壇作りをするなど地域の活性化にも多大な貢献を継続。警察、福祉、環境、まちづくり、教育など様々な分野の審議会等委員を務めている。出席する審議会において女性一人という場合が多く、女性の意見をしっかり発言し、反映させている。

【団体の部】2件

伊東市女性連盟(伊東市)構成人員650人

昭和23年に、伊東市の婦人会として発足し、現在は市内の地域女性の会及びこの会の目的に賛同する団体・個人(男性も含む)で構成している。「男女共同参画社会を推進し、持続可能なより良い地域サポートを行う」を基本方針に掲げ、男女共同参画社会の視点を入れた活動を実践。男女共同参画講演会などを実施する「見聞リッチ大学」は10年間にわたり実施し、会員が各地域のリーダーに成長。高校生対象の男女共同参画社会啓発運動や災害時高齢者生活支援講習など、若い世代からシニア世代まで幅広く対象とし、男女共同参画社会推進の考え方の定着を図る活動を継続している。

特定非営利活動法人浜松男女共同参画推進協会(浜松市中区)構成人員67人

平成17年に平成17年にすべての人が性別にかかわりなく個人として尊重され、自らの意思により個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現に寄与することを目的とし設立。浜松市男女共同参画推進センターの指定管理者を務めるなど浜松市の男女共同参画社会の実現に向けた事業に取り組んでいる。浜松市の男女共同参画を推進する団体のネットワークづくりを行うなど行政と協働して事業を実施するほか、男女共同参画の作品募集、出前講座実施など地域住民の男女共同参画意識の啓発に貢献。

【宣言事業所の部】4件

青木建設株式会社(建設業)(熱海市)従業員36人(女性5人男性31人)

個々の力量アップを図るため、各種講演会や試験等を積極的に推進。会社全額負担による資格取得制度の実施。・女性からの意見を重視するため、各部長会に女性従業員が出席。現場事務所における女性専用スペースの充実。・仕事の効率化など、時間外労働が発生しない職場づくり。・学校や地域の行事、家庭の事情等を重視し、有給休暇取得の推進や弾力的な運用。・家庭を支える女性の勤務体制等への配慮

静岡ガス株式会社(ガス事業)(静岡市駿河区)従業員650人(女性112人男性538人)

女性従業員全員対象のキャリアアップ研修の実施や、女性のキャリアアップ推進委員会の設置。男性中心の営業部門に女性を配置、男性しか実績のなかった外部機関への出向に女性を登用。・労働時間短縮の取組として、定時退社日の実施、連続休暇の推進、8つの時差勤務時間パターンから選択する選択時差勤務の実施、半日休暇の導入などを実施。・事業所内保育施設(森のほいくえん)を静岡銀行、静岡鉄道の3社共同で開設。女性の育児休業取得率が100%で復帰後も産前産後休暇や育児短時間勤務等の制度を多くの方が利用。また昨年男性社員が育児休業を取得。・介護休業期間は法を上回る186日で取得実績もある。

国立大学法人静岡大学(高等教育機関)(静岡市駿河区)従業員1,130人(女性215人男性915人)

女性の採用・登用を推進するため「女性研究者採用加速システム」導入。事務職員の管理職、準管理職への登用方法の見直し実施。男女共同参画の基本理念と10項目の基本方針を定めた「男女共同参画憲章」制定。「男女共同参画行動計画」策定し組織関係者に周知し広く公表し、実践している。管理職対象のトップセミナーや、学長と女性教員との懇談会を実施。静岡キャンパスに多目的保育施設開設。子どもの一時預かりや病児・病後児への保育派遣事業を展開。浜松キャンパスでは春休み等に地域に開放した学童保育所開設。研究支援員配置、メンター制度、学会参加時保育支援制度導入など研究環境改善を実施育児休業、短時間勤務制度、育児・看護休暇は、法定基準を上回る制度を整備。事務職員も働きやすいよう「会議は17時まで」キャンペーン実施要介護者を抱える家庭の不安を和らげ仕事とのバランスを取れるよう介護支援制度導入。不妊治療や妊娠中の流産防止などに資する「リプロダクティブヘルス休暇制度」導入。

浜松赤十字病院(医療業)(浜松市浜北区)従業員511人(女性404人男性107人)

キャリアアップを図るための認定看護師の助成制度、リタイアした看護師の再就職支援、到達目標を達成するための教育システムに則り人材育成を実施。
従来、専門職以外係長職止まりであった女性事務職員を課長職に登用・職場改善活動と銘打って、委託業者やボランティアスタッフ等も含む全ての職員を対象に、職場の問題を一人ひとりが自ら改善し、提案する活動を実施。優れた改善、提案について表彰し、職場の生産性向上と活性化を図っている。・ライフプランの中で大きな位置を占める婚活も職員互助会と病院の協働事業として年1回「男女出会いの会」の場を創出。女性職員の結婚による離職防止成果も出ている。・育児休業規定制度があり、申出により3歳に達する日まで取得できる。復帰後は、時差出勤、時間外勤務0の選択もできる。院内保育園を設け、3歳までの子どもの保育を実施。週1回は夜間保育も実施。・家族を介護する職員の継続的な勤務を促進するための介護休暇取得の制度を整備。

【チャレンジの部】2件

太田夕起子(静岡市葵区)株式会社JCLink代表取締役

精密機器メーカー勤務から脱サラし、子育てママに優しい商品を販売するビジネスと巡り合い起業。未経験ながらインターネットショップを立ち上げ、日本最大手のショッピングモールサイトで長きにわたり1位を獲得するヒット商品を開発した。特に妊娠期・出産期・育児期の女性の悩みに答えたいと問題解決を図る商品として、おんぶひもを着用した上から手軽に使用できるオリジナルアイテム「ママチュニック(商品名ママチュニ)」を生み、育て、定着させた先駆者。東日本大震災の影響から避難所や保育施設で「ママチュニック」の機能性が再認識され買い求める動きもあるなど、子育て女性が活発に社会参加するきっかけを与えている。

中田香苗(富士市)薫風スタジオ、整理収納アドバイザー

夫の起業を機に、整理収納アドバイザーの資格に出会い、取得。子育てと起業を両立させながら、日々欠かせない「整理収納」を活かしたビジネスモデルを構築。女性が輝くためのサポート役として実績を重ねている。現在は全国で1万人も超える資格者がいる「整理収納アドバイザー」の可能性にいち早く気づいた先見性と、県内で初めて資格を取得し、フロントランナーとして整理収納のノウハウを構築し、幅広くその効果を伝えていく実行力を併せもっている。一般家庭のコンサルだけでなく、中学校での家庭科の講師や、養護教諭を対象に保健室の環境改善に取り組むなど、「整理収納」の手法を幅広く応用し、教育現場での活躍も期待されている

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局男女共同参画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3363
ファクス番号:054-221-2941
danjyo@pref.shizuoka.lg.jp