推進員メッセージ10（宮崎順孝）

小さな活動の積み重ね【宮崎順孝推進員(浜松市）】

この6月から8月にかけてタイプの違った2つの人づくり懇談会の講師を務めた。

一つは浜松市にある神久呂幼稚園の父親参観会での活動、もう1つは浜松市丸塚中学校区三校（丸塚中学校、蒲小学校、佐藤小学校）のPTA、健全育成会の講演会である。

神久呂幼稚園では90名のおもに父親を対象に「お父さんの子育て手帳」「人づくりハンドブック」を使って約40分くらい講演、説明時間を短くし、次に子どもと一緒に折り紙ヒコーキを作り、飛ばすという活動を行った。親子のふれあいの大切さをわかってもらった。

丸塚中の講演会には120名のPTA役員、自治会、民生委員、保護司、安全推進委員、健全育成委員の役員の方が集まり、「人づくりハンドブック」を使い自分の経験などを通して、地域で取り組む人づくりに触れ、「大人から変わりましょう。」、「地域が変わりましょう。」、又、幼・小・中、家庭、地域が「同じ目標を持って、連携して行きましょう。」というお話をした。

二つの会を通して感じたことは、役員だけが集まる講演会形式のものは、役員の方たちは、このような話はたくさん聞いて理解されている方が多く、話すことも難しくなり、本来聴いてほしい人が来ていないのではと感じてしまう。それに対し、幼稚園での活動は、子どもを交えた体験活動による親子のふれあい。人づくりの内容も、ポイントだけをしっかり伝えるということで、多くの人に聞いてもらえる利点があると思う。
昨年は、気賀小学校4年生の授業参観、親子活動の中でヒコーキ作りと飛行距離を競う試みをした。企画運営はお母様方が、距離の測定や集計は、子ども達が行い、楽しいふれあい活動ができた。このときも「人づくりハンドブック」を配布し、ほんの少しの時間をいただき、要点を説明し、静岡県全体がこんな活動をしているのだということを理解していただいた。

これからも、こんな小さな活動を続けていくつもりだ。