静岡県教育委員会

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第5回移動教育委員会開催 三島市立南小学校・中学校を視察(2月2日)

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ページID1063478  更新日 2024年5月9日

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 学校生活全般においてICT機器の活用を進めている三島市立南中学校、子供の健やかな成長を支える教育を推進し、外部人材を活用したチェイスボール授業も実施している三島市立南小学校を視察し、意見交換を行いました。

三島市立南中学校

施設及び授業見学

 三島南中学校では、授業での資料提示、調べ学習、課題提出はもちろん、特別活動や家庭学習など生活全般において、ICT機器を活用した教育を進めています。導入当初は、ルールを極力少なくし、何でもICT機器を使ってやってみるところからスタートしたそうです。
 理科の授業では、ICT機器を利用して理解度確認のためのテストを行っていましたが、欠席者がオンラインで自主的に受験している場面に立ち会うことができ、学びの方法、機会が広がっていることを実感しました。

意見交換

 教育委員から、ICT機器を活用する利点(理解度や効率性など)について質問したところ、生徒が自分のペースで学びを進めることができ、教員はプリントの配布、回収の時間・手間を削減できたとの回答がありました。
また、個別支援が必要な生徒に対しては、デジタルに頼らず、一人ひとりに寄り添い、補習等のアナログな手法で対応しているという説明を聞き、それぞれの特徴を正しく理解し、適切に使い分けていくことの必要性を感じました。

タブレットを使った授業の様子1

タブレットを使った授業の様子2

タブレットを使った授業の様子3

協議の様子

三島市立南小学校

施設及び授業見学

 三島南小学校では、「健やかな心身」を育むことをグランドデザインに掲げ、しずおか体力アップコンテストへの参加、保健指導の充実等に取り組んでいます。
 当日は県教育委員会の小野澤宏時委員(元ラグビー日本代表)によるチェイスボール授業が実施され、その様子を視察しました。楽しく溌剌とした様子で取り組んでいた児童から、「こんなに頭を使って体も使うことは今までやったことがなかった。」といった感想が聞かれました。

意見交換

 教育委員から、ICT機器を利用した個別の学習が進む中で、授業での一体感を得られる瞬間はどんな時かを尋ねたところ、「授業は個別の学習と一斉授業をミックスして進めており、ここぞという場面では生徒を集めて問い返すことで、一体感を得る場面をつくっている。」との説明がありました。その他、県から学校に届く多数の文書(メール)の処理の負担に話が及びました。市・県が送信するメールの工夫等、学校の負担軽減等に関して意見交換を行いました。

写真:授業の様子1

写真:授業の様子2

写真:授業の様子3

写真:意見交換の様子


(参考)チェイスボール
 ラグビーボールを使った鬼ごっこのようなゲーム。
 今回の授業ではGPSを活用し、チームとして協力し、効率的な動きができているかに注目して指導している。

 

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