県議会だより第129号(1) 2月定例会ダイジェストほか
2月定例会ダイジェスト
2月定例会は2月18日から3月17日までの28日間開催しました。
開会日に、知事から令和7年度静岡県一般会計予算案など90議案が提出され、そのうち地方経済の成長や物価高の克服等国の補正予算に伴う経費などを盛り込んだ令和6年度一般会計補正予算案等3議案については緊急を要することから、開会日に各常任委員会での審査を行い、翌19日に可決しました。
6日間にわたる代表質問および一般質問では、20人の議員が登壇し、知事の政治姿勢や令和7年度当初予算編成、大規模災害への対策など県政全般について活発な議論を交わしました。
3月3日には、人口減少社会課題対応特別委員会委員長が調査結果を報告して知事に政策提言を行いました。
また、3月4日に議員から「消防団の活動に協力する事業所等を応援する県税の特例に関する条例の一部を改正する条例」案が提出されました。
その後、7つの常任委員会で議案の詳細な審査を行い、3月17日の最終本会議で常任委員長の審査結果報告の後、討論を経て採決を行い、全ての知事提出議案を可決または同意しました。
同日、議員提出議案1件のほか、委員会提出議案2件および国に対する5件の意見書案を全て可決しました。
可決した主な議案
令和7年度関係
令和7年度一般会計予算
総額1兆3723億円
(対前年度当初予算比 +563億円 4.3%増)
幸福度日本一の静岡県の実現
1. 8つの重点取組
・伊豆半島をはじめとした防災の推進
道路ネットワークの強靱化 174億400万円
・新たな産業活力の創造
企業立地日本一に向けた取り組み 120億6300万円
・再生可能エネルギー等の導入促進
再生可能エネルギーのさらなる導入拡大 2億2100万円
・次世代モビリティの導入促進
企業と連携したAI活用モデルの実証(新規) 1億1900万円
・地域交通のリ・デザイン
公共ライドシェアの全県展開(補正予算含む)(新規) 1300万円
・こども・子育て支援の充実
少子化対策の充実、「こども目線」施策の展開 6億700万円
・医療・福祉人材の確保
継続的な医師確保対策の推進 41億3900万円
・外国人の受け入れと多文化共生社会の構築
外国人材の就業機会の確保 7000万円
2. 未来を拓く積極的なチャレンジ
・特別支援教育の充実(新規) 1200万円
3. 分野別の取組
・きめ細やかな小1少人数支援(新規) 5000万円
ほか
静岡県富士登山条例
富士山の環境の保全及び安全で快適な富士登山の実現を図り、世界遺産富士山の有する顕著な普遍的価値を保全し、後世に引き継ぐための条例です。
令和6年度関係
令和6年度一般会計補正予算
566億4700万円の増額
農業用設備の導入に対する支援
医療機関、福祉施設、私立学校等への支援
災害時に活用するトイレカーの整備 ほか
意見書
意見書(件名)
- 闇バイトによる犯罪の防止に向けた取組のさらなる強化を求める意見書
- リハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の処遇改善を求める意見書
- 災害時における避難所生活の環境改善を求める意見書
- 愛玩動物を虐待から守るための法整備を求める意見書
- 聴覚補助機器等の積極的な活用への支援を求める意見書
議案に対する各会派等の賛否
このページに関するお問い合わせ
静岡県議会政策調査課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2559
ファクス番号:054-221-3572
gikai_chousa@pref.shizuoka.lg.jp