「静岡水わさびの伝統栽培」世界・日本農業遺産認定
わさび栽培発祥の地である静岡県では、山間地の沢に階段状のわさび田を作り、豊富な湧水を利用し、肥料を極力使わずに湧水に含まれる養分でわさびを栽培する伝統的な農業が継承されています。
この伝統的な栽培方法は、根茎肥大に適しており、病害の発生が少ない完成度の高い栽培システムであり、水の流れの緩やかなわさび田には多様な生物が生息するなど、わさび栽培によって豊かな生態系が維持されています。
また静岡県では、わさび漬けなどの加工品をはじめ、わさびを使った独特の食文化が地域に根付いています。
これらのことが評価され「静岡水わさびの伝統栽培」は、平成29年3月に日本農業遺産、平成30年3月に世界農業遺産として認定されました。
世界農業遺産認定地域は静岡市、下田市、伊豆市、賀茂郡東伊豆町、賀茂郡河津町、賀茂郡松崎町、賀茂郡西伊豆町の3市4町であり、日本農業遺産認定地域は、世界遺産認定地域に浜松市、富士宮市、御殿場市、駿東郡小山町を加えた6市5町です。
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