令和2年11月22日「医療と介護の上手な利用」をテーマに、シンポジウムを開催しました
2025年になると、静岡県では県民の約3人に1人が65歳以上になります。県民一人ひとりが、地域の医療と介護を育む一員としてできることについて、考えていくことが大切です。
第一部の基調講演では、一般社団法人静岡県医師会理事の岡慎一郎先生をお招きして、「在宅療養❝安心”のアドバイス」と題し、実際の事例を通しての在宅療養を行う上で大切なことなどについて、ご講演いただきました。
また、急性期治療や延命治療主体の医療から、障がいや病気と共存し生活復帰や納得できる死を可能とする、治し支える医療への転換の必要性についても、お示しいただきました。
第二部の講演では、一般社団法人静岡市ケアマネット協会理事の原田むつみ氏に、「在宅療養上手に使おう介護保険」と題して、ご講演いただきました。
介護保険制度の充実により誰でも訪問診療・訪問看護等を利用して、在宅での療養環境を整えることができることをお話しいただくとともに、自宅で長期療養するにあたっての様々な課題に対して、自分や家族で抱え込まずに、ケアマネージャーに相談してほしいとの呼びかけがありました。
第三部の講演では、静岡県健康福祉部健康増進課地域包括ケア推進班保健師の日吉幸野氏に、「事例から学ぶ在宅療養を支えるサービス」と題して、ご講演いただきました。
「ふじのくに高齢者在宅生活❝安心”の手引き」に取り上げられた在宅療養の様々な事例をご紹介いただくとともに、人生の最終段階の方針について利用者の状況が変われば何度でも変更できることなどをお話しいただきました。
1日時・場所
- 日時
令和2年11月22日(日曜日)13時30分~15時30分 - 場所
焼津市総合福祉会館「ウェルシップやいづ」3階多目的ホール(焼津市大覚寺3丁目2番地の2)
2プログラム
第一部:基調講演
- 演題 在宅療養❝安心❞のアドバイス
- 講師 一般社団法人静岡県医師会理事 岡慎一郎氏
第二部:講演
- 演題 在宅療養上手に使おう介護保険
- 講師 特定非営利活動法人静岡県介護支援専門員協会会員、一般社団法人静岡市ケアマネット協会理事 原田むつみ氏
第三部:講演
- 演題 事例から学ぶ在宅療養を支えるサービス
- 講師 静岡県健康福祉部健康増進課地域包括ケア推進班保健師 日吉幸野氏
講師ディスカッション・質疑応答
司会進行:国立大学法人浜松医科大学地域医療学講座特任准教授 松井務氏
3参加者
一般県民等95名(会場参加56名、WEB参加39名)
4資料
シンポジウムの内容をわかりやすく取りまとめた小冊子です。講師の岡先生にご紹介いただいた在宅療養の具体的な事例についても掲載しておりますので、ぜひ御覧ください。
5主催
医療と介護シンポジウム開催実行委員会、静岡県
〈医療と介護シンポジウム開催実行委員会の構成団体〉
- 島田市地域医療を支援する会
- NPO法人ブライツ
- NPO法人f.a.n.地域医療を育む会
- 森町病院友の会
- 御前崎市地域医療を育む会
- 地域医療いわた
- 菊川市地域医療を守る会
- 地域医療を支えるはいなんの会
- 浜松の地域と医療と介護を育む会
- 藤枝元気づくりの会
- 国立大学法人浜松医科大学地域医療学講座
6静岡県内に拡がる地域の医療を育む住民活動
静岡県では、現在、10の住民グループ(医療と介護シンポジウム開催実行委員会の構成団体参照)が、地域の医療を育む活動に取り組んでいます。
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部医療局医療政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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