平成28年11月23日「医療・介護の適切な利用」をテーマに、シンポジウムを開催しました
団塊の世代が全て75歳以上となる2025年に向けて、県民一人ひとりが、地域において、医療と介護を育む一員としての役割を担っていくことが大切です。
第一部の基調講演では、厚生労働省各種審議会等の委員としても御活躍中の、認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長である山口育子先生をお招きして、「2025年問題に向けて市民が知っておきたいこと」について、“市民の視点から”わかりやすくお話しいただきました。
「医療や介護の実情や制度・しくみを知り、『賢い患者になりましょう』」とのメッセージをいただき、医療を受ける時の心構えとして「新・医者にかかる10箇条」を教えていただきました。
第二部のシンポジウムでは、静岡県内の医療と介護を育む住民グループの代表者がパネルディスカッションを行いました。日頃から取り組む住民啓発のための出前講座や医療スタッフに対して感謝の気持ちを伝える活動などを紹介し、地域の医療や介護に関心を持ち、理解し、適切に利用することを呼びかけました。
1日時・場所
- 日時
平成28年11月23日(水曜・祝日)13時30分~15時30分 - 場所
ホテルオーレ5階(JR藤枝駅前)
2プログラム
第一部:基調講演
- 演題
- 「2025年問題に向けて市民が知っておきたいこと」
- 講師
-
認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長
山口育子氏
第二部:シンポジウム
- テーマ
- 静岡県内の医療と介護を育む住民グループの活動
- パネリスト
-
- 島田市地域医療を支援する会代表
神代醇一氏 - f.a.n.地域医療を育む会会長
武田和子氏 - 富士宮市地域医療を守る市民の会会長
井野倉治氏
- 島田市地域医療を支援する会代表
- 司会
-
国立大学法人浜松医科大学地域医療学講座特任教授
山岡泰治氏
3参加者
一般県民約200人
4資料
シンポジウムの内容をわかりやすく取りまとめた小冊子です。講師の山口先生にご紹介いただいた「新・医者にかかる10箇条」についても掲載していますので、御覧ください。
新・医者にかかる10箇条
- 伝えたいことはメモして準備
- 対話の始まりはあいさつから
- よりよい関係づくりはあなたにも責任が
- 自覚症状と病歴はあなたの伝える大切な情報
- これからの見通しを聞きましょう
- その後の変化も伝える努力を
- 大事なことはメモをとって確認
- 納得できないときは何度でも質問を
- 医療にも不確実なことや限界がある
- 治療方法を決めるのはあなたです
5主催
医療と介護シンポジウム開催実行委員会、静岡県
医療と介護シンポジウム開催実行委員会の構成団体
- NPO法人ブライツ
- 島田市地域医療を支援する会
- f.a.n.地域医療を育む会
- 森町病院友の会
- 御前崎市地域医療を育む会
- 地域医療いわた
- 菊川市地域医療を守る会
- 地域医療を支えるはいなんの会
- 富士宮市地域医療を守る市民の会
- 国立大学法人浜松医科大学医学部医学科地域医療学講座
6静岡県内に拡がる地域の医療と介護を育む住民活動
静岡県では、現在、9つの住民グループ(医療と介護シンポジウム開催実行委員会の構成団体参照)が、地域の医療と介護を育む活動に取り組んでいます。
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このページに関するお問い合わせ
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