しずおか文化財ナビ 滝沢八坂神社の田遊び
- よみ
- たきさわやさかじんじゃのたあそび
- 指定区分、指定種別
- 県指定/民俗文化財 ・ 無形民俗文化財
- 指定日
- 1974年4月18日
- 員数
- 所在地
- 静岡県藤枝市滝沢
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 無
- 公開情報
所有者情報
- 滝沢八坂神社田遊保存会
文化財の説明
【指定資料】 この田遊は、天和3年(1683)頃から受け継がれたといわれており、子供組が頭に切紙を房状につける点、仮面を一つも用いない点、大人4人組とこれに子供15人組が加わったものとの2種類がある点等が特徴である。また現在でも比較的多くの番数を実際に伝承している。
【紹介資料】 2月17日
各地の田遊びに登場する人形は〈稲魂〉のみあれしたものと考え、これを囃し、誉め、食物をあたえて育てようとする演出が行われる。つまり稲魂としての人形を育成することで、稲の成長を促し豊作へと結びつけようとする訳である。その人形の素材も新藁・杉葉・カヤなどと色々であるが、滝沢の田遊びの人形は木俣を利用したものを現在使っている。が、元は新藁であった。この「タロッコ」と愛称される人形の孕早乙女が出産するシーンがある。早乙女が人形を出産するシーンを演出する田遊びは全国でここだけで、まことにめずらしい演出といえる。産み落とされた人形タロッコはその後する田主が見つけ、喜びながらひろいあげられる。
(静岡県教育委員会1994『ふるさと静岡県文化財写真集4 民俗文化財・無形文化財編』より)
地図情報
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