しずおか文化財ナビ 米塚古墳群
- よみ
- よねづかこふんぐん
- 指定区分、指定種別
- 県指定/記念物 ・ 史跡
- 指定日
- 1974年4月18日
- 員数
- 所在地
- 静岡県磐田市藤上原ほか
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 無
- 公開情報
- 随時
所有者情報
- 磐田市
- 〒438-0077 静岡県磐田市国府台3-1
- 電話番号:0538-32-9699
文化財の説明
【指定資料】 当古墳群は、磐田原台地西縁、標高100m、国指定史跡銚子塚古墳及び小銚子塚古墳の北約450mの地域に位置し、磐田原第50号古墳(通称米塚古墳)を中心として現在9基の古墳からなる一群を構成している。中心の米塚古墳は直径40m、高さ6mの墳丘を持ち、幅7mの墳丘をめぐらし、墳丘表面に石も葺かれた当地方の代表的大型円墳である。なお、周辺の古墳は直径10m内外、高さ1m内外の小型円墳である。
【紹介資料】 磐田市の北部、磐田原台地の西縁にあり、西側には天竜川が形成した平野を一望することができます。平野との標高差は約70mあります。台地縁には古墳が多数分布しているほか、旧石器時代の集落跡も多数存在しています。
米塚古墳群は12基の円墳で構成されていますが、現存するのは9基で、うち8基が史跡指定されています。
この古墳群のうち、最も大きいのが米塚古墳(1号墳)です。直径40m、高さ6mの二段に造られた円墳で、裾には幅7mの堀が巡っています。発掘調査が行われていないため構造等はよくわかっていませんが、墳丘には葺石があるようです。埴輪は発見されていません。このほかに、径10m前後の円墳が台地の縁に沿うように分布しています。
米塚古墳は、古墳時代中期、そのほかは後期のものと考えられます。
なお、米塚古墳の南東40mのところに、径16.5mの2号墳と径30mの3号墳があり(すでに消滅)、3号墳からは土器(須恵器・土師器)、玉類、銀環、鉄鏃、鉄製の馬具などが出土しています。
史跡指定の面積は5,650平方メートルあります。特に公園としての整備は行われていませんが、冬には木の葉が落ちて、古墳の形がよくわかります。
(静岡県教育委員会1998『静岡県文化財ガイドブック 原始・古代の史跡』より)
地図情報
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