施設園芸においてデジタル化の取組が進んでいます
管内の平坦部は、温暖な気象と日照時間に恵まれ、野菜や花きをビニールハウスで栽培する施設園芸が盛んな地域です。そして、近年、ハウス内の環境条件(温度・湿度等)を常時測定し、作物の生長に適した値に制御することで、収量・品質UP及び労働時間低減を目指す「複合環境制御技術=デジタル化」の導入が進んでいます。今回、管内の主力品目”いちご”の取組について紹介します。
複合環境制御技術の研修会開催
当所は、環境制御に関心のあるいちご生産者を対象に、年3回、スマートいちご研究会を開催し、栽培環境の最適化と自動化による安定した収穫量確保を普及しています。
複合環境制御装置の導入・活用
県の次世代施設園芸デジタル化支援事業を活用し、研修会参加者等に複合環境制御装置導入を推進した結果、令和3年度末までに、いちご生産者8件157a(当所把握の値)にて利用されています。当所は、研修会と装置導入の組み合わせにより、新規就農者が3年で6t/10aの収量を上げるべく指導しており、就農2年目の方がこれを達成しています。
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