新しい鉢花「ビジューマム」

ビジューマムについて

静岡県で栽培が盛んな鉢物の定番 マーガレットと、
近年人気が高まっているローダンセマムの交配に世界で初めて成功し、
新しい鉢花「ビジューマム」を育成しました。

宝石（＝ビジュー）のような鮮やかな花色から名づけられた「ビジューマム」は、
それぞれ宝石の名前を冠した品種名がつけられています。

両親の特徴である
マーガレットの花期の長さや、蕾の多さ、
ローダンセマムの寒さに強い性質を半分ずつ受け継いでいますが、

マーガレットやローダンセマムにはないような花色等、
両親とは異なる特徴も持った、まったく新しい植物です。

ビジューマムの開花時期は1月～6月、蕾がつぎつぎとあがって長く楽しむことが可能で、
夏越しも比較的容易。
冬季は霜を避けて管理すれば宿根草として毎年開花が楽しめます。

育成品種

ビジューマムローズクオーツ

ビジューマムガーネット

「ビジューマム」の特徴

• 1月から6月にかけて開花します
• 既存のマーガレットやローダンセマムと異なる鮮やかな花色が特徴です
• コンパクトな草姿のため鉢物・花壇苗の用途として生産、観賞できます

「ビジューマム」の生産

静岡県と契約した生産者によって令和4年から生産が開始され、全国に出荷されています

「ビジューマム」の栽培方法（消費者向け）

• 基本的な栽培方法は、マーガレットやローダンセマムと同じです
• 買った苗は、市販の園芸用培土など、水はけのよい土に植え付けます
• 霜が当たらない、日当たりの良い場所での管理が適します
• かん水は、土の表面が乾いてからたっぷりと行います
• 肥料は1から2か月に一度、市販の化成肥料をあたえます