結婚の幸福度・関心度から見る未来への道標
背景
- 静岡県が平成28年2月に作成した「ふじのくに少子化突破戦略の羅針盤」において、県内市町の合計特殊出生率の地域差の要因は、結婚要因(有配偶率)の影響が大きいことが示されたが、県内約3分の1の市町では、社会経済的指標以外の「独自の地域特性」が合計特殊出生率に影響を与えていることが明らかになった。
- また、平成24年から28年の平均初婚年齢は、20年前と比べて全市町で男女とも上昇しており、若者の意識や行動の変化が晩婚化の要因の一つであると推定できる。
- 以上から、今後の少子化対策を進めるに当たり、現在の若者が結婚に関してどのような意識を持っているかを調査することとした。
事業目的
若者の結婚等に対する意識(以下結婚の幸福度・関心度という)を数値化することで、合計特殊出生率との相関を示すとともに、結婚の幸福度・関心度に影響を与える要因を把握する。
結婚の幸福度・関心度から見る 未来への道標 出会い・結婚・出産から見た若者の意識と行動
- 【第1章】事業の概要 (PDF 4.1MB)
- 【第2章】結婚の幸福度・関心度の分析 (PDF 3.5MB)
- 分析の概要 (PDF 235.2KB)
- 【第3章】市町別分析シート (PDF 590.5KB)
- 市町別分析シートの見方 (PDF 1.6MB)
- 静岡県分析シート (PDF 1.5MB)
- 市町別分析シート (PDF 9.5MB)
- 参考資料 (PDF 8.5MB)
監修者からのコメント(静岡大学人文社会科学部 教授 上藤一郎氏)
今回の結婚の幸福度・関心度の分析結果から、県内在住の若者の多くは「結婚生活が幸福である」「結婚に関心がある」ことが分かり、結婚に対して前向きな評価をする若者が増えれば、合計特殊出生率の向上に繋がる可能性があることが確認できた。
また、結婚の幸福度・関心度に影響を与える「ワークライフバランス」といった暮らしの重要度について分析した結果、既婚者・未婚者とも、ワークライフバランス、失業不安といった就業に関する項目のほか、住居費用、急病時の医療機関などの項目も重視していることが確認できた。
今回の分析結果が、地域における少子化対策の取組の参考となれば幸いである。
県内事業所における結婚支援に関する意識調査
上記に加え、平成29年11月1日~11月17日までの間、県内4,000事業所を対象に「結婚支援に関する意識」について調査を行いました。
ふじのくに出逢いサポート地域連携フォーラム(終了)
平成30年3月14日に静岡県総合研修所(もくせい会館)にて「ふじのくに出逢いサポート地域連携フォーラム」を開催しました。
多くの方に御来場いただき、ありがとうございました。
【第1部】研究成果発表
「若者の結婚に対する意識と合計特殊出生率との関係性」
発表者:上藤一郎氏(静岡大学人文社会科学部教授)、上藤ゼミ学生」
【第2部】パネルディスカッション
「若者の結婚に対する意識と結婚支援の今後の方向性について」
- コーディネーター:山田昌弘氏(中央大学文学部教授)
- パネリスト
- 大塚智美氏(裾野市生涯学習課市民協働室室長)
- 八木英行(人生を10倍楽しむ会代表幹事)
- 杉田至弘氏(株式会社ジャクパ監査役)
- 影山雄三氏(浜松結婚フォーラム市民支援センター代表理事)
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部こども未来局こども未来課
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