SBSラジオ　第20回「大切なあなたへ」あいのうた短歌部門　受賞作品

静岡県こども未来課で平成26年から開催している「あいのうた～出会いから子育てまでの短歌コンテスト～」は、令和5年度に第10回の節目を迎えることができました。

令和6年度は、家族や大切な人をテーマにした短歌を詠み、また詠まれた短歌に触れることで、県民一人ひとりが家族や身近にいる大切な人のかけがえのなさに気づき、大切にする気持ちを育むことで、特に、次世代を担う若者が将来の結婚や子育てを前向きに捉えられる機会とするため、SBSラジオで放送している番組「大切なあなたへ（メッセージフォーユー）」に「あいのうた短歌部門」を新設し、開催しました。

「あいのうた短歌部門」では、1,790首の応募があり、10点の入賞作品を選者の田中章義氏により選出しました。

第20回「大切なあなたへ」あいのうた短歌部門　受賞作品の紹介

最優秀賞（1作品）

こんなママごめんねと笑う私はね世界で一番の幸せ者だよ

山本 幸奈（静岡県立沼津城北高等学校2年）

優秀賞（2作品）

生活は点 毎日を繋げたら星座のような愛になってた

須藤　薫（熊本県熊本市）

百歳の姑は写真の自分を忘れ訪ねし我等を覚えておりぬ

野島　幸子（静岡県静岡市）

入選（7作品）

	作品	氏名（学校名等）
	午前下校 ポストに祖母の カツサンド 手に取る時は まだ温かい	藤間　浩之祐 （静岡県立科学技術高等学校1年）
	子は新品君のバッグは中古品せめて新品贈るバースデー	細江　隆一 （岐阜県加茂郡八百津町）
	冬の日にこたつでいっしょに丸くなる母とわたしのあったかい時間	砂山　律 （富士市立吉永第二小学校5年）
	弟に したいと思う 友達だ いつもいつでも そばにいてくれる	山下　大輝 （静岡県立藤枝特別支援学校）
	認知症怒られ暴れ憎みあいでも介護する親子の絆	若山　智子 （愛知県名古屋市）
	机には いつものお茶が 置かれてて 祖父のエールが 心にしみる	望月　凌空 （静岡県立科学技術高等学校3年）
	楽しげに 未来の夢を 話す孫 決して行かせぬ 戦場だけは	岡部　晋一 （神奈川県横浜市）

※受賞作品の一覧はこちら

• 令和6年度あいのうた短歌部門受賞作品一覧 （PDF 81.1KB）

ご応募いただいた作品の紹介

受賞作品のほか、多数の応募作品の中から、選者の田中章義氏に選出いただいた素敵な作品を一部ご紹介します。たくさんのご応募、ありがとうございました。 

	作品	氏名（学校名等）
	柴犬が 可愛いのは 犬なりに 笑かすために 頑張ってるから	宮原 伶皇 （静岡県立科学技術高等学校）
	月一度米寿の髪を切る我は母の専属ヘアスタイリスト	穂苅 敏 （北海道札幌市）
	水を飲む電気をつける道走る全て誰かの仕事のおかげ	荻野 大輔 （静岡県藤枝市）
	母想う不器用な母病んだ母名をくれし母祈ってくれた母	榧守 美鶴 （静岡県静岡市）
	ともに笑いともに涙すその時を重ねて築く絆は宝	大場 優菜 （聖隷クリストファー高等学校）
	仲間との絆はぐくむバスケット君につなげる勝利へのパス	名倉 悠里 （聖隷クリストファー高等学校）
	ありがとうどんなときでもよりそって育ててくれたスーパー母ちゃん	中野 武 （静岡県立沼津城北高等学校）

※応募作品（一部抜粋）はこちら

• 令和6年度あいのうた短歌部門応募作品 （PDF 161.7KB）