1 就任挨拶
令和6年6月県議会定例会知事提案説明要旨
1 就任挨拶
はじめに、知事就任の御挨拶を申し上げます。
このたび県民の皆様の御支持をいただきまして、静岡県知事に就任いたしましたことは、誠に光栄の至りであり、深く感激しております。同時に、知事としての職責の重大さを痛感し、身の引き締まる思いであります。私は、これまで国会議員を2期5年間、浜松市長を4期16年間務めてまいりました。この間に得られた経験、知見、人脈など全てを注ぎ込み、県民の皆様の負託に応え、本県の一層の発展のために全力を尽くす決意であります。
選挙期間中、県内各地を訪問し、行く先々で、県民の皆様から、産業振興や防災対策、子育て、医療、教育など、直にお話や御要望を承り、県政に対する大きな期待をひしひしと感じました。また、各地域の魅力を再認識し、静岡県は本当に素晴らしい県であると、改めて感じたところであります。伊豆・東部には、首都圏への良好なアクセスや、世界遺産富士山、伊豆半島ジオパークがあります。また、中部には、清水港を中心とした物流網や、マリンバイオなどの最先端の海洋研究拠点、西部には、一次産業を含む一流のものづくりや、浜名湖などの多彩な観光資源があります。こうした各地域の魅力や特性を十分に活かし、本県全体の均衡ある発展に向け、全ての県民の皆様と力を合わせて、オール静岡で幸福度日本一の静岡県を実現してまいります。
また、県政の様々な課題に対応していくため、まずは、二元代表制の一翼である県議会の皆様と、コミュニケーションをしっかりと図り、真摯に議論を積み重ね、車の両輪として県政を推進してまいる所存であります。あわせて、住民に最も身近な基礎自治体である市町長の皆様の御意見も丁寧にお聞きしながら、スピード感をもって様々な課題の解決に取り組んでまいります。
本県をさらに一段の高みに導くため、全力を傾注する覚悟でありますので、県議会の皆様におかれましても、格別の御理解、御協力をお願い申し上げる次第でございます。