(7)世界遺産富士山の登山者への対応
令和5年9月県議会定例会知事提案説明要旨
【3.県政の概要】(7)世界遺産富士山の登山者への対応
次に、世界遺産富士山の登山者への対応についてであります。
世界文化遺産登録10周年を迎えた富士山につきましては、7月10日から9月10日の開山期間において、昨年より約3割多い約8万4千人の登山者が訪れ、大変な賑わいとなりました。
一方で、登山者の増加に伴い、ゴミのポイ捨て等のマナー違反、弾丸登山や軽装登山による遭難事故の増加など、課題も浮き彫りとなりました。これらへの対応として、10周年を一つの転機として捉え、富士山保全協力金や登山規制のあり方について、検討のスピードを早め、来年の夏までに方向性を示すことができるよう、地元関係者等と議論を深めてまいります。
引き続き、未来に受け継ぐべき世界の宝として認められた富士山を適切に保存管理し、その顕著な普遍的価値を後世に継承してまいります。