平成27年6月県議会定例会知事提案説明要旨1-16
平成27年6月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.「県政の課題」】(16)財政状況
次に、財政状況についてであります。
平成26年度の県税収入は、企業収益の改善による法人二税の増収などにより、平成26年度の最終予算額を16億円程度上回る、4,477億円程度と見込んでおります。
この結果、平成26年度の一般会計決算につきましては、基金の取崩しを80億円中止し、来年度以降の財政運営のための財源を確保した上で、実質収支は、58億円程度の黒字を確保できる見込みであります。
平成27年度の税収につきましては、企業収益は引き続き改善傾向にあるものの、海外景気の下振れリスクもありますことから、内外の経済状況に留意していく必要があります。
財政の中期見通しでは、来年度以降、毎年度400億円以上の財源不足が想定されておりますことから、引き続き施策の重点化や事業執行の効率化、徹底した歳入確保を図り、中長期的な視点を常に持ち、将来にわたり持続可能な財政運営に努めてまいります。