平成29年9月県議会定例会知事提案説明要旨1-6
平成29年9月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.県政の概要】(6)お茶の振興
次に、お茶の振興についてであります。
本年産のお茶は、収量が若干少なかったものの、品質の高いお茶を県内外の皆様にお届けすることが出来ました。
しかしながら、依然としてお茶の消費は低迷しており、消費者のニーズにマッチしたお茶の生産や需要拡大に向けた対策が重要であります。
県では、マーケットインの考え方に基づき、抹茶、有機茶、ドリンク茶など、国内外の需要に対応した生産転換や設備投資を促進し、茶産地の構造改革を進めるとともに、販路開拓の支援などに取り組んでおります。
また、子どもの頃からお茶に慣れ親しみ、生涯にわたってお茶を愛飲する習慣を定着させるため、昨年12月、「小中学校の児童生徒の静岡茶の愛飲の促進に関する条例」を制定いたしました。市町や茶業関係者などと連携し、全ての学校でお茶を飲む機会の創出に取り組んでおり、今年度に茶葉の提供を希望している小中学校が250校を超えるなど、着実に成果が現れております。
多くの県民の皆様から御意見をいただいております静岡県製茶指導取締条例につきましては、引き続き、業界や消費者の皆様の静岡茶に対する熱い思いや、有識者の方々の御意見を丁寧に伺いながら、新しい時代に合ったお茶の振興方策を検討する中で、その方向性を示してまいります。