令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨4-1
令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨
【4.豊かな暮らしの実現】(1)産業成長戦略の推進
次に、産業成長戦略の推進についてであります。
ICT人材の確保・育成につきましては、トップレベル人材を県内に呼び込むため、7月24日及び25日に、グランシップにおいて、全国初の試みとなる首都圏のICTベンチャーと県内企業との提携を促す商談会「TECH(テック)BEAT(ビート)Shizuoka(シズオカ)」を開催いたしました。
ICTベンチャー56社が参加し、2日間の来場者は約3,300人、300件を超える活発な商談が繰り広げられました。この商談会を契機に、県内企業が抱える課題の解決や新ビジネスの展開につながるよう、双方の橋渡しを継続いたします。
高度なICT技術を有する人材と企業の集積に取り組み、県内経済の活性化と新たな産業の創出を図ってまいります。
マリンバイオテクノロジーを活かした産業の振興と創出を図るMaOI(マオイ)プロジェクトにつきましては、プロジェクトの推進機関となる一般財団法人マリンオープンイノベーション機構、通称MaOI(マオイ)機構が7月1日に設立され、業務を開始いたしました。現在、オープンイノベーションの場となる、産学官金のネットワーク組織「MaOI(マオイ)フォーラム」の会員を募集しております。
また、今月9日から13日にかけて、静岡市清水区で開催された「国際マリンバイオテクノロジー会議」において、国内外から訪れた海洋研究の専門家等の皆様に、プロジェクトの概要とともに、駿河湾をはじめとする魅力ある海洋資源や多彩な産業の集積など、本県が持つポテンシャルを積極的に情報発信いたしました。
今後、MaOI(マオイ)フォーラムを中心に、大学や研究機関のシーズと地域企業のニーズのマッチングを促進し、マリンバイオテクノロジーを活かした海洋産業の振興と海洋環境の保全の世界的な拠点となるよう取り組んでまいります。