令和元年6月県議会定例会知事提案説明要旨5-2
令和元年6月県議会定例会知事提案説明要旨
【5.多彩なライフスタイルの提案】(2)海洋プラスチックごみ対策
次に、海洋プラスチックごみ対策についてであります。
プラスチックごみの流出による海洋汚染が地球規模で広がっております。先月10日には、有害廃棄物の国境を越えた移動を規制するバーゼル条約の対象に、リサイクルに適さない汚れたプラスチックを加える改正が、締約国会議で合意されました。また、今月28日から開催されるG(ジー)20(トゥエンティー)大阪サミットにおいても、海洋プラスチックごみ問題が重要な議題とされております。
世界に誇る美しい湾や長い海岸線を有し、豊かな海からの恵みを受けている本県も、世界の一員としてこの問題に率先して取り組まなければなりません。
このため、プラスチックごみの発生抑制と流出防止に向け、従来の「Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)」の3R(さんアール)に、レジ袋などを断る「Refuse(リフューズ)」、ごみを持ち帰る「Return(リターン)」、海岸や河川を清掃する「Recover(リカバー)」を加えた本県独自の「6R(ろくアール)」を、県民運動の基本方針として定め、先月30日の静岡県海洋プラスチックごみ防止「6R(ろくアール)県民運動」推進大会において、満場一致で賛同を得たところであります。
今後は、6R(ろくアール)県民運動を県内全域で展開し、やがてはこの取組が世界に広がるよう、県民総参加で美しく豊かな海を守ってまいります。