令和2年2月県議会定例会知事提案説明要旨2

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ページID1010976  更新日 2023年1月13日

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令和2年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.令和2年度当初予算案と組織定数の改編】

次に、令和2年度の当初予算案、並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げ、併せて、当面する県政の課題について所信の一端を申し述べます。

私は、これまで、県政運営の基本理念に「富国有徳の美しい“ふじのくに”づくり」を掲げ、国土の象徴であり、人類共通の宝である霊峰富士を擁するこの地に、ポスト東京時代を拓き、誰もが努力をすれば夢を実現し、幸せを感じることができる地域を実現すべく、全力を傾注してまいりました。

一方で、東京一極集中は加速化し、地方の人口減少に拍車を掛け、地方は疲弊しております。うるわしく和した「令和」という時代にふさわしい、新しい国づくりの先導役を担うという強い気概を持ち、本県ならではの地域創生の実現を追求してまいります。

12月県議会で御審査いただいた次期総合戦略につきましては、県議会各会派の皆様からの御提言や、先月27日に開催した「美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議」など、県民の皆様からの幅広い御意見を反映した計画案を、改めて今議会の常任委員会で御議論いただき、実効性をより高め、今年度中に成案を得てまいります。

令和の時代を迎え、世界の中の静岡県の存在感は、着実に高まっております。昨年9月にエコパスタジアムで開催されたラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)において、日本が強豪アイルランドに勝利した一戦は、「シズオカショック」として世界を駆け巡りました。また、10月には本県とゆかりのある吉野彰(よしのあきら)博士がノーベル化学賞を受賞するなど、平成25年6月の富士山世界遺産登録を皮切りに、90件を超える地域資源・人材群が次々と世界的評価を得ております。この流れを加速し、間近に迫る東京2020(ニーゼロニーゼロ)オリンピック・パラリンピックを活用して、本県の存在感を更に高めてまいります。

世界の桧舞台に立つ「シズオカ」の矜持を持ち、世界共通の目標であるSDGsのフロントランナーとして、国内外の人々が夢を叶えるために集まる地域、すなわち“Dreams come true in Japan(ドリームズ.カム.トゥルー.イン.ジャパン)”の拠点となるよう、オール静岡、ワンチームで取り組んでまいりますので、県議会の皆様の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

はじめに、令和2年度当初予算案と組織定数の改編についてであります。

基本理念は、「富国有徳の美しい“ふじのくに”づくり~“世界の静岡”をONE TEAMで元気に!~」であります。スポーツが持つ力を活かすとともに、SDGsのフロントランナーとして、令和の時代にふさわしい“ふじのくに”づくりを推進するため、“世界の静岡”を加速化する3つの戦略と、静岡県を“Dreams come true in Japan(ドリームズ.カム.トゥルー.イン.ジャパン)”の拠点にする8つの政策に必要な予算編成と組織定数の改編を行いました。

令和2年度の一般会計の歳出予算総額は1兆2,792億円で、前年度当初予算を726億円、6.0%上回る予算を編成いたしました。