令和2年2月県議会定例会知事提案説明要旨1
令和2年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.所信】
はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
国内における感染の拡大を踏まえ、今月17日、「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置いたしました。
対策本部におきまして、関係部局に対し、新型コロナウイルス感染症の県民への感染を防ぎ、健康被害や生活への影響を最小限に抑えるよう指示したところであります。
具体的には、県民の皆様に対しまして、手洗いと咳エチケットなど日常生活における取組を改めて周知・啓発するほか、公共施設等に消毒液を設置するなど、感染予防対策を徹底いたします。
また、医療機関に対して、検体検査を行う「疑い例」の基準を周知し、検査体制を強化するほか、感染が疑われる方につきましては、各保健所に設置した「帰国者・接触者相談センター」が相談窓口となり、診療体制の整った医療機関である「帰国者・接触者外来」に確実につなぐよう、医療体制を確保いたします。
このほか、報道提供やホームページ等を活用し、適時・適切な情報提供を行ってまいります。
新型コロナウイルス感染症による県内経済への影響につきましては、経営状況や資金繰りが悪化している中小企業に対し、商工団体等の御協力の下、経営相談に対応しているほか、県制度融資による速やかな金融支援を実施しております。
今後も、国の動向を留意しつつ、本県経済への影響を最小限にとどめるよう、迅速かつ適切に対応してまいります。