山梨県と合同で「富士山の日」フェスタ2024開催しました

　静岡・山梨両県は、「富士山と芸術」をテーマに、2月23日（金曜・祝日）に「富士山の日」フェスタ2024を山梨県甲府市の山梨県立文学館で開催しました。

　イベントは両県で交互に開催しており、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、山梨県内での開催は6年ぶりとなりました。

 

　川勝知事と山梨県の長崎知事は「来訪者をコントロールし、世界に誇る富士山づくりを進める。両県が一体となって地域の発展に成果を上げる」などと連携を強調しました。

 

　イベントのオープニングでは、山梨県富士河口湖町を拠点とするダンスチーム「スーパースクワッド」のパフォーマンスや山梨県指定無形民俗文化財である「追分の人形芝居」が披露され、会場を盛り上げました。

 

　長崎知事は、「富士山は芸術の創造的感性の源泉だ。改めて原点に立ち返り、その魅力を再認識したい」と挨拶しました。川勝知事は、富士山が最初に日本語で表現されたのは万葉集であることを紹介し、「富士をうたった万葉集の和歌で信仰の心が表現されている。富士山の普遍的価値を言い継ぎ、歌い継ぎたい」と、長歌の一部に自身で曲を付けた歌を披露しました。

 

　また、パネルディスカッションでは、演劇や映画、絵画、文学など各界の有識者が富士山を扱った作品や背景を解説しました。江戸時代から続く歌舞伎の定番に、日本一を象徴する富士山が多く登場することなど、「富士山と芸術」をテーマに意見が交わされました。

 

　静岡・山梨両県は、引き続き、富士山の顕著な普遍的価値に対する一層の理解を深め、保全に向けた想いを後世に継承してまいります。

内容に関するお問合せ

　静岡県スポーツ・文化観光部富士山世界遺産課交流・継承班

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