麻しんについて

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ページID1033642  更新日 2023年1月13日

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麻しん(はしか)とは

麻しんは、「麻しんウイルス」によって引き起こされる感染症で、一般的には「はしか」と呼ばれることもあります。麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトに感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続するといわれています。

潜伏期間

10~12日(最大21日)

主な症状

感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症するといわれています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人といわれています。

その他の合併症として10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢性神経疾患を発症することがあります。

感染経路

接触、飛沫、空気のいずれの感染経路でも感染します。なお、麻しんウイルスの空気中での生存期間は、短時間(2時間程度)といわれています。

予防方法

麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗いやマスクだけでは予防できません。麻しんの「予防接種」が最も有効な予防法です。

妊娠している方など、予防接種を受けることができない場合には、麻しん流行時には外出を避け、人込みに近づかないようにするなど注意が必要です。

海外渡航の方へお願い

海外に行く前には、麻しんの予防接種を受けているかどうか「母子手帳」でご確認ください。2回接種をしていない場合には、予防接種を検討してください。

帰国後、2週間程度は健康状態(特に高熱や全身の発疹、咳、鼻水、目の充血などの症状)に注意してください。

麻しんを疑う症状が現れたら

麻しんを疑う症状(高熱、発疹、咳、鼻水、目の充血等)が現れた場合には、事前に医療機関に連絡をし、「麻しんの疑いがある」ことを伝えたうえで、指示に従って受診してください。

受診の際は、マスクをし、公共交通機関の利用は控えてください。

このページに関するお問い合わせ

中部健康福祉センター
〒426-0075 藤枝市瀬戸新屋362-1
電話番号:054-644-9267
ファクス番号:054-644-4471
kfchuubu-soumu@pref.shizuoka.lg.jp