しずおか文化財ナビ 相良油田油井
- よみ
- さがらゆでんゆせい
- 指定区分、指定種別
- 県指定/記念物 ・ 天然記念物
- 指定日
- 1980年11月28日
- 員数
- 一般公開有無
- 有
- 公開情報
- 油田の里公園 牧之原市2861-1 午前9時~午後4時 火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)及び年末年始(12月29日~1月3日)休館
文化財の説明
【指定資料】 表日本唯一の油田で母岩は女神背斜構造をつくる相良層群最下部の時ヶ谷砂礫泥互層、その地質時代は中新世中期末(1,100万年前)良質の原油を産する。
【紹介資料】 日本海側の秋田・新潟で石油が採れたということはよく知られているが、太平洋側で唯一つここ相良でも産出した。最盛期は明治の頃で手掘の井戸が、管ヶ谷を中心にかなりたくさんあった。その後はやぐらを組んだ機械掘の井戸も掘られ、その最後の一つが大知ヶ谷に残っている。やぐらの背後には旧相良町によって、昔の手掘井戸が復元されている。
産出量は少なかったが質は良く、そのまま飛行機を飛ばすことができたという。石油を含む地層は日本海側のそれと同じ時代のもので、遠州灘沖にもこの地層が伸びているので将来石油採掘の可能性もないことはない。
(静岡県教育委員会1992『ふるさと静岡県文化財写真集2 名勝・史跡・天然記念物編』より)
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