地域防災活動知事褒賞表彰
令和元年度地域防災活動知事褒賞表彰式
概要
自主防災活動の充実強化と県民の防災意識の向上を図る地震防災強化月間(11月1日~11月30日)における事業の一環として、「地域防災活動知事褒賞表彰式」を開催
表彰者集合写真
表彰者一覧
自主防災組織役員の部(5名)
谷村彦太郎(伊豆市)
【所属】修善寺ニュータウン自治会自主防災会
平成15年から自主防災会役員として、平成19年からは伊豆市防災始動員として活動し、地域の安全・安心のために中心的な役割を果たしてきた。
自主防災組織と地元有料老人ホームとの防災協定の締結や地区内住民に防災情報を発信するためのメール配信システムの導入。
地区防災計画の策定による地域防災活動の具体化などを行い、地域住民のための防災対策に取り組んでいる。
杉山信行(裾野市)
【所属】須山一区自主防災会
市防災指導員として市の防災力向上に寄与し、平成23年からは市防災指導員会の会長を努めている。
地域防災において資質向上を目指し、自主防災会や防災指導員を対象に、HUGや災害図上訓練DIG、家庭内DIGなどの積極的に導入し、自主防災組織等の防災能力向上に尽力している。また、上級救命講習の受講や、防災指導員会の勉強会のみならず、防災研修などを利用し防災知識の習得に積極的に励み、それらを他の防災指導員に伝授することにより防災指導員全体の能力向上に努めている。
髙橋保夫(裾野市)
【所属】伊豆島田区自主防災会
市防災指導員として市の防災力向上に寄与し、平成23年からは5年連続で副会長を務め、訓練ではリーダー的役割を果たしている。
担当地区だけでなく、担当地区外においても防災知識の普及を行っており、応急手当の講習、防災備蓄用品や家具転倒防止、地震体験車の指導等、参加者に理解してもらえるような様々な工夫を図った啓発活動を行っている。
石川一廣(富士宮市)
【所属】淀橋区自主防災会
平成20年度から淀橋区自治協力委員(区長、町内会長)として自治会活動を担い、平成22年度からは自主防災会長として地域の防災活動を牽引してきた。
淀橋区自主防災会は避難所運営に力を入れており、平成27年度に近隣4区と避難所運営準備委員会を発足し、平成28年度からは5区合同の避難所運営委員会を組織し、平成29年度には自主防災会主体の大規模避難所運営訓練を実施した。
平成28年に富士宮市の区長会間で災害支援協定書を締結し、氏は同協定の発起人として協定締結に尽力した。
齋藤正(浜松市中区)
【所属】浜松市自主防災隊連合会
南海トラフ地震への対応など地域の多様な自然災害に対する地域防災力の強化等に貢献し、住民意思に基づく自主防災活動を積極的に推進した。
連合会事業としては、自主防災組織の育成強化に取り組み、防災委員研修会の開催や各種研修会などに積極的に参加するなど自主防災活動を積極的に推進するとともに、組織の連携・強化に努めた。
事業所の部(1事業所)
株式会社山田組(藤枝市)
大規模災害に備えBCPを作成し、毎年見直しを実施及び従業員の社内連絡網を整備し、BCPに沿って防災訓練・安否確認訓練を実施するなど、自社の防災対策に努めている。
令和元年7月に藤枝市と「災害時における一時避難・災害復旧活動での協力に関する協定」を締結し、社屋の2階3階を一時避難スペースとして開放、約40名の飲食料や生活用品の確保、携帯電話の充電スペースの設置、駐車場等を災害復旧活動場所として提供するなど、地域のモデル事業所として、市や地域住民と連携して災害時の対応に積極的に取り組んでいる。
藤枝バイパスの谷稲葉インターから近く、本年度内に非常用電源設備も導入予定であり、災害復旧活動場所として有効に活用できることが期待されている。
学校の防災活動の部(3校)
静岡県立松崎高等学校(松崎町)
自主防災組織責任者、行政関係者、学校関係者(幼稚園、小中高、支)と連携した防災訓練、大規模地震への対応や児童生徒の地域への貢献について話し合いを実施。
西伊豆町主催の「青少年の意見・体験発表大会」において、西伊豆町地区の地理的要員から考えられる震災の被害について「共助」の必要性を住民に呼びかけた。
賀茂地域内で配布する「学校だより」にて、日頃の備えや「共助」の重要性についての防災意識の共有、地元ジオガイドによる地域学習の実施。
平成30年度には、実践に近い防災訓練や地域団体との合同訓練の実施、避難所運営マニュアルの作成、避難所機能についての検討など継続して活動に取り組んでいる。
小山町立北郷中学校(小山町)
毎月11日を「防災の日」と定め、防災担当教諭により作成された防災掲示物を資料とし防災について考え日としている。また、毎年6月11日を「北中防災の日」とし、町役場防災関係課と協力し、全校体制でAED講習や防災教室を実施している。
1年生ではジュニア防災士の資格取得、町や防災士等と連携しての防災教室、2年生では東北被災地訪問した高校生による講話受講、3年生では熊本県嘉島中学校と交流し学校での取組みについてプレゼンテーションを実施。
12月の防災の日に自地区において研究した内容を住民に向け発表した。また、北郷中学校は避難所となるため、医療救護訓練や防災体験設備設置の補助や小学生の防災訓練への参加支援を行った。
静岡県立吉田特別支援学校(吉田町)
年に3回行政・自治会・自主防災会・学校との連絡会の実施や地域と学校で合同の訓練を実施した。片岡東地区の防災訓練の参加では、避難所用パーテーション等の設置や新聞紙でのスリッパ作りを行い、生徒の災害時の防災活動意欲を高めることができた。
津波警報が発令された際の津波避難施設への避難を想定したスクールバス避難訓練の実施や地域の防災訓練への参加を呼びかけることで災害時における周囲からの障害児への理解促進を図った。
県や消防による防災学習では、生徒が災害時のイメージを持つことができ、教員においても防災指導のヒントを得ることができた。在校時だけでなく、登下校中や外出時に重点をおいた学習や訓練を実施。訓練等ででた課題をもとに、災害時に取るべき行動の確認を継続して行っている。
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