稲穂萌える千枚田と平安からの伝承を守り続ける(しずおか元気いっぱいの農山村)
1.地域の紹介
地域の歴史・特産品
- 山並みと調和した大棚田(7.7ha)。「日本の棚田百選」、「静岡県棚田等十選」に認定されています。
- 「久留女木の棚田育ち」…棚田で採れたブランド米。品質向上を目的とした勉強会も行われています。
- 棚田を取り巻く豊かな自然があります
- 観音山の湧水…棚田の耕作に利用されています。
- 豊かな生態系…オカオグルマ、ジブカワニンジン、ゲンジボタル、イモリ、ヤマドリなどが生息
- 花木…オウゴンジャクヒバ、ハナモモ、(栽培が比較的容易で、久留女木の主要な収入源です。)
地域の今
- 地域は約60世帯です。専業農家はなく、兼業農家と非農家がおよそ半々の割合になっています。
- 獣害用の防護策も整備され、一社一村しずおか運動による「不二総合コンサルタント株式会社」の助力により人手不足も解消されています。
地域の課題
- 平成22年度、過疎化により久留女木小学校が廃校となりました。
- 棚田に惹かれ、久留女木で農業を志す人もいるが、同地区に住まいとなると空き家がないことです。
- 自然の花木を伐採してしまう人がいることに悩まされています。
2.企業の皆さんと希望する活動
「不二総合コンサルタント株式会社」との関係を大切にしながら、棚田の保全活動に努めます。
地元の祭事等を通じて都市住民の皆さんとの交流を図っていきたいと思います。
「不二総合コンサルタント株式会社」との協働活動の様子は下記、関連情報のページから見られます。
3.私たちと一緒に活動しましょう! 久留女木棚田の会
活動の目的
きれいな水と空気があり、たくさんの生き物がいる棚田のすばらしい環境を守り、先人たちによる長い歴史の中で培われた棚田米の栽培技術を後世に伝えていきます。
活動内容
平成21年度、県から不二総合コンサルタント株式会社との協働による「一社一村しずおか運動」の認定を受けました。
以来、棚田の草刈りや田植え、稲刈りなどの作業や彼岸花の植栽が、社員同士の親睦をつかめる機会や技術研修の場所として活用されています。
これからの展開や抱負
不二総合コンサルタント株式会社から提案された花木やソバ、コスモスの植栽を検討しています。
困っていること
保全活動については、費用の多くは地元の負担となっていることです。
このページに関するお問い合わせ
経済産業部農地局農地保全課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2714
ファクス番号:054-221-2809
nouchihozen@pref.shizuoka.lg.jp