富士宮東高校美術部の皆さんに黒板アートを制作していただきました!〜黒板アート制作裏話〜
県教育委員会が発行する広報紙「Eジャーナルしずおか」新年号に掲載するために、富士宮東高校美術部の皆さんに黒板アートを制作していただきました。
制作メンバーの皆さんに、作品の制作過程やこだわりについてインタビューしましたので紹介します。
「黒板アート」とは?
黒板アートは、黒板とチョークを画材として描くアート作品です。
富士宮東高校は、黒板・ホワイトボードメーカーが主催する「日学・黒板アート甲子園」において、さまざまな賞を受賞している常連校。今年度の大会においても、「黒板の部 メイン大会」で見事優秀賞を受賞しています。
今回は、「Eジャーナルしずおか」新年号に掲載する池上教育長のメッセージからイメージを膨らませ、黒板アートとして表現していただきました。
作品の制作メンバーにインタビュー!
黒板アートを始めたきっかけは?
先輩の作品を文化祭やテレビニュースで見て、憧れを持ちました。「黒板アートに挑戦したい!」と富士宮東高校の美術部に入る生徒もたくさんいます。
学校としては、2016年に黒板アート甲子園が開催されることを知り、第1回から毎年応募しています。近くの小学校から黒板アートの講師を依頼され、教えに行くこともあります。
今回の作品はどのように制作されたのでしょうか?
まずは“教育長のメッセージ文”や“お正月”から連想されるイメージやモチーフを皆で挙げていき、デザインが得意な生徒を中心に作品の大まかなイメージを作りました。そこからメンバーで役割を分担し、協力しながら制作を進めました。
来年の干支である辰(龍)をメインに据え、作品に奥行きを出すため、「有徳の人」「多様性」からイメージした読書をする姉妹や、富士山を龍の奥に配置することにしました。今回は新年号ということで、めでたい雰囲気にしたいと思い、梅の花や花吹雪を描いています。
今回の作品でこだわったポイントは?
特にこだわったのは“龍”です。大きく見せるために枠からはみ出させるなど構図を工夫したり、顔や口は迫力が出るよう意識して描きました。うろこは1枚1枚、しっぽや身体の毛並みは1本1本細かいところまで、色合いや陰影にこだわっています。
ちなみに、富士山は頭の中のイメージだけで描いています。毎日学校から富士山を見ていますので(笑)
黒板アートの魅力は?
学校生活の中で日常的に目にする身近なものから、アート作品が生まれるところだと思います。チョークは絵の具よりも色数が限られていますが、黒板上で重ねることで様々な色を表現できます。影の付け方や黒板の地の色をどのように生かすかなど、黒板アートならではの難しさもありますが、奥が深くて面白いです。
普段の部活動では1人で制作することが多いですが、黒板アートはチームで協力して作品を作り上げていく楽しさもあります。
また、黒板アートは、最終的に黒板消しで作品を消しますが、その時の儚さも魅力の1つですね。
大変興味深いお話を聞かせていただきました。
素晴らしい作品を制作していただき、ありがとうございました!
このページに関するお問い合わせ
教育委員会教育政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3168
ファクス番号:054-221-3561
kyoui_seisaku@pref.shizuoka.lg.jp