特色ある農業教育の展開 ~富岳館高校の事例紹介~

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1066611  更新日 2024年10月23日

印刷大きな文字で印刷

富岳館高校における「スマート農業を導入した農業教育」

画像

1 授業は?

写真1
実習の様子

 富岳館高校 生物生命系列 植物コースにおける科目「野菜」の授業では、先端技術を用いたトマト生産が行われています。

 生徒は、座学だけでなく、国の「スマート農業育成事業」で導入したシステムを利用し、栽培・管理、収穫・調整などの実習に取り組んでいます。

2 栽培の特徴は?

写真2

 土を使わずセンサーで植物体の重量を計測し、必要な分だけ溶液を供給します。

 水分ストレスを与え、高糖度トマトを栽培します。

 

 

3 販売先は?

写真3
リヤカーを使った訪問販売

 生産したトマトは、地元の青果市場へ出荷します。また、生徒が近隣の民家を訪問し、販売します。

4 やりがい・自信!

生徒の声!!

  • トマトが嫌いで食べられなかった家族から「富岳館のトマトなら食べられるようになった」との嬉しい声をいただきました。
  • 訪問販売した時、「甘くておいしいね。いつも楽しみにしているよ。」と声を掛けていただき、とても嬉しく、もっと喜んでもらえるよう、実習でさらに技術を身に付けていきたいと思いました。
  • 住民から「トマト売っている?」と声を掛けられることもあり、自分たちが作ったトマトのおいしさに自信を持ちました。

 

5 課題を発見・解決!

 栽培・管理は、スマート農業の自動化に頼るだけでなく人の目による観察、問題の発見、判断、対応が必要です。

 Webカメラを活用し、変化に気付く力、対策を考える力、実践する力などを磨いています。

 

 

6 次代を担う職業人の育成!

 温度や湿度、溶液やCO2濃度の自動調整と効率化など、スマート農業の実際体験的に学んでいます。

 授業をとおして、農業の基礎を身に付け、さらに発展的にこれから必要となる知識や技術について考え、未来の農業に関心を高めています。

 

【総合教育センター】

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3168
ファクス番号:054-221-3561
kyoui_seisaku@pref.shizuoka.lg.jp