進学や転職などで生活環境が大きく変わる春は交通事故が増える傾向にあり、多くの子どもたちが危険な目に遭っています。安全で楽しい新生活を迎えられるよう、みんなで交通ルールを守りましょう!
小学生と高校生の新1年生は特に注意!
例年、入学シーズンの4月から夏にかけて増える子どもたちの交通事故。一人で登下校を始める小学1年生、徒歩通学から自転車通学に切り替える高校1年生の事故が特に目立っています。新1年生はもちろん周囲の皆さんも気を付けましょう。
小学校 新1年生のみなさん 登下校に慣れた頃に気をつけて!
傾向
登下校中の小学1年生の歩行中事故による負傷者数は、例年4月~6月にかけて増加。通学に慣れ緊張が解けてきても注意が必要です。
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事故を防ぐために
- 通学路の危険箇所を確認
入学前の今、親子で通学路を歩いて、見通しの悪いところや狭い歩道などの危険箇所をチェックしておきましょう。 - 安全な横断方法を確認
手を上げて左右をしっかり確認。道路を横断するときは、横断歩道を利用しましょう。 - ドライバーは安全運転
通学路の標識がある道や、狭い生活道路では速度を落とすなど、常に歩行者を保護する意識を持ち、安全運転を心掛けましょう。
子どもと大人は視野が違う
子どもの視野は大人よりも狭いため、大人の目には見えている自動車に気づかず道路に出てしまうことがあります。また、何かに夢中になって衝動的に飛び出すことも考えられます。路上で子どもを見掛けたら速度を落としましょう。
高校 新1年生は自転車事故に注意!
傾向
全体的に4月~6月にかけて増加。割合は1年生が最も多く、全体の4割を占めています。自転車事故の約6割が出会い頭の事故で、主に信号の無い交差点で起きています。
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事故を防ぐために
- 交差点では信号と一時停止を守って安全確認
- スマホのながら運転は絶対に×
- 夜間はライト点灯
- ヘルメットを着用
\ヘルメット着用通学許可条件化からもうすぐ1年!/
誠恵高等学校の取り組み
沼津市の誠恵高校は、生徒たちの安全のため、昨年4月からヘルメットの着用を自転車通学の許可条件にしています。
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本校の生徒が自転車の事故でけがをしてほしくないという思いから、ヘルメット着用を自転車通学の許可条件にしました。また、交通安全への意識を高めるため、自転車マナー全般の指導にも取り組んでいます。
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誠恵高等学校 生徒課
守本 一登教諭
自転車のスマホ・酒気帯び罰則強化
昨年11月の道路交通法改正により、自転車運転時の「ながらスマホ」と「酒気帯び」の罰則が強化されました。絶対にやめましょう!
ながらスマホ
自転車に乗りながらの通話・画像を注視する行為は禁止。携帯型ゲーム機なども同様!
≪最大1年以下の懲役または30万円以下の罰金≫
酒気帯び運転
県内でもすでに検挙例があります。
自動車と同様、1滴でも飲んだら乗るなを厳守!
≪3年以下の懲役または50万円以下の罰金≫
※自転車や酒類の提供者にも罰則があります
高校生も講習対象者です!
「ながらスマホ」「酒気帯び運転」は上記罰則の他、自転車運転者講習制度(※)の対象です。受講命令違反者には5万円以下の罰金も科せられます。
※自転車運転で危険行為を反復して行った者を対象とした講習制度
問い合わせ/県くらし交通安全課 TEL/054(221)2549 FAX/054(221)5516
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