リニア中央新幹線静岡工区/県民だより2023年4月号
山梨県内から県境に向けての高速長尺先進ボーリングに対する懸念
県は、これまで、JR東海に対し、山梨県内から県境に向けての高速長尺先進ボーリングを行うにあたっては、県内の地下水が流出してしまう懸念やリスク管理の観点から、想定外の場合の緊急報告や、その際の対応を事前に明確にする必要性を伝えてきました。
しかし、JR東海は、県との十分な対話もないまま、令和5年2月21日に山梨県内から県境に向けての高速長尺先進ボーリングを開始しました。
JR東海の計画は、県境まで約100m削孔し、そこから先は、地質や湧水の状況を確認しながら慎重に進めるとしています。
しかし、JR東海の地質調査資料では、県境より100m地点よりも山梨側(約250m附近)に断層及び脆い区間(山梨県内の断層帯)があり、それが静岡県内にある断層帯と繋がっていることが読み取れます。
このことを考慮せず、このまま山梨県内の断層帯をボーリングすることにより、静岡県内の断層帯の地下水が山梨県側に流出することが懸念されます。
令和5年3月20日現在の情報です。
詳細は、「リニア中央新幹線建設工事に伴う環境への影響に関する対応」へ
WEB県民だよりでは、リニア中央新幹線整備に関する県の対応などを連載でお伝えします。
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