海外からの“旬な“お便り/県民だより2023年4月号

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ページID1052671  更新日 2023年3月24日

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from シンガポール

静岡県では、お互いに助け合い、信頼関係を築き、国際的に存在感のある地域を目指す「地域外交」に取り組み、観光、経済、教育・文化など幅広い分野で交流を進めています。

海外駐在員や本県と交流のある国・地域の方からの旬な現地情報を、毎月お届けします。
コロナ禍で海外に行く機会が減った今、"旬な"お便りで世界に触れてみてください!

差出人

竹田たけだ敏彦としひこ さん
県東南アジア駐在員事務所長 シンガポール在住(3年11か月)/浜松市浜北区出身

シンガポールでは、今年1月末の旧正月休暇の旅行先で日本が最も人気の訪問先のひとつとなるなど、多くの方が日本旅行をされています。一方、日本からシンガポールへいらっしゃる方はコロナ禍前と比べるとまだまだ少ない印象です。
航空券の高騰に加え円安と日本人には厳しい状況ですが、シンガポールにはお得に楽しめる観光スポットが続々とオープンしています。
初めての方だけでなく、シンガポールを訪問されたことのある方にもおすすめの観光施設、グルメを合わせて紹介いたします。
シンガポールをぜひ皆さまの次の旅行先候補に追加ください!

久しぶりのシンガポール!お得な新施設とグルメを紹介!

本からシンガポールは、飛行機で約7時間。皆さまが到着するのがシンガポール島の東端にあるチャンギ空港です。既にコロナ禍前の75%まで利用者数が戻った同空港は深夜や早朝でも多くの旅行者が行き交い活気に溢れています。

 チャンギ空港でぜひ行っていただきたいのが2019年にオープンしたショッピングモールJewelジュエルです。ジュエルは空港のほとんどのターミナルと連結しており、歩いて行くことができます。ここでの目玉は屋内の巨大な滝です。こちらで記念写真をどうぞ。


▲インスタ映えするショッピングモール・ジュエルの滝

お腹がすいていたら、地下のフードコートへ寄ってください。私がここでよく食べるのは「バクテー」と呼ばれる骨付きポークリブのスープです。コショウなどスパイスの効いたスープで煮込まれたホロホロの豚肉とご飯の相性が最高です。


▲バクテーとご飯。豚肉に唐辛子と甘いソースをつけて食べる

一番新しい空港ターミナル4の徒歩圏内にも2020年に面白い施設がオープンしました。大型の恐竜模型を見ながら歩けるJurassic Mileジュラシック・マイルという遊歩道です。設置されている恐竜は、私の予想よりも大きく迫力があり楽しめました。空港で時間をつぶす際などにどうぞ。


▲金網を破るティラノサウルスの模型

テルにチェックインして荷物を置いたら街の中心部へ出かけましょう!
まずは、2021年にオープンした超高層ビルCapitaSpringキャピタスプリング。オフィスなどが入居するビルですが、誰でも無料で屋上の展望フロアへ昇ることができます。ここからは、有名なマリーナベイサンズも見えますよ。


▲無料の展望フロアからの絶景を満喫

食はシンガポールの屋台街ホーカーセンターでいかがでしょう。キャピタスプリングから徒歩圏内にあるラオパサは店内もキレイでお勧めです。わたしもお客様がいらっしゃるとよくこちらへお連れします。 ここでのお勧めはサテ(東南アジア風焼鳥)です。毎晩、夜になると道路を封鎖して道に折り畳みの机やイスが設置され、面白い雰囲気の中で、甘辛くておいしい焼鳥が楽しめますよ。お酒が飲める方は、シンガポールのタイガービールを一緒にどうぞ。

▲サテ(東南アジア風焼鳥)とタイガービール

腹がいっぱいになったら、散歩もいいですね。屋台街からウォーターフロントを20分程度歩くと、未来的な見た目の植物園ガーデンズバイザベイに到着します。入場無料で美しい光と音楽のショーをお楽しみください。 また、近くにはマリーナベイサンズやマーライオンといった定番の観光施設も集まっていますので、まとめてまわっていただけます。どちらも夜のライトアップが美しいです。

▲美しい夜のガーデンズバイザベイ(奥はマリーナベイサンズ)

日の朝食はシンガポールのコピとカヤトーストがお勧めです。コピはコーヒー、カヤトーストはココナッツジャムが挟んであるトーストです。パンに半熟の卵をつけながら食べるとおいしいですよ。私はいつもブラックコーヒーを頼むのですが、練乳が入った甘いコーヒーもお試しいただきたいですね。

▲定番の朝食。コピ(コーヒー)とカヤ(ココナッツ)トースト

面も尽きてまいりましたので、最後にもうひとつ。実は2021年は日本とシンガポールとの国交樹立55周年の記念すべき年でした。こちらを記念してシンガポール国内に面白い壁画が登場しました。それはなんと、ウルトラマンとその相棒の怪獣「マーライガー」です。マーライガーはお察しのとおりマーライオンがモチーフとなっている怪獣です。写真のハジレーンにはウルトラマン以外にも面白い壁画がたくさんありますので、散歩にピッタリです。

▲ウルトラマンとマーライガーの壁画

ロナ禍前の2019年には約50万人のシンガポール人が日本を訪問しています。シンガポールの人口は外国人も含めて約570万人。単純計算をすると11人に1人が日本を訪問したことになります。一方、同年に日本からシンガポールへ来た方は約90万人と人口比にするとまだまだ少ない状況です。 シンガポールには日本好きの方が非常に多く、静岡を訪問したことがある方もたくさんいらっしゃいます。次は、静岡の皆さまにもっとシンガポールのことを知っていただければと思います。コロナ禍が落ち着きましたら、ぜひシンガポールにお越しください!

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