県議会だより第121号(5) ピックアップ本会議(3)

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ページID1053651  更新日 2023年4月30日

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安全・安心

インターネット上の犯罪対策

Q.「闇バイト募集」など多発するネット上の有害情報を介した犯罪への対策は。

A.犯罪実行者募集等の有害情報に対し、サイバーパトロールによる情報収集の強化に加え、投稿者等への個別警告やサイト管理者への削除依頼をより積極的に実施する。県民が犯罪組織に取り込まれないよう、学校や企業を通じ、有害情報の危険性について重点的な啓発を行う。また、県警備業協会など関係機関と協働した防犯対策に取り組むほか、県警独自の防犯アプリや市町と連携した同報無線等の活用により、防犯情報の早期提供に努める。

イラスト:どこでもポリス

静岡市の違法盛り土への対応

Q.全国的に最大級規模とされる杉尾、日向両地区の違法盛り土への対応は。

A.関係住民に応急対策を説明するとともに、避難基準に達した場合の緊急連絡や避難行動について確認を行った。土砂撤去等の恒久的な安全対策に向けて、盛り土の範囲や土量の詳細な調査を実施しており、行政代執行に向けた準備も進める。違法盛り土が事業地外に支障を及ぼさないよう森林法を所管する静岡市と連携し、観測機器の設置など監視・警戒体制を強化するとともに、状況を住民に定期的に説明する。住民の不安解消に向けて全力で取り組む。

防災・減災への取り組み

Q.防災減災への認識と県民の命を守る政策の推進は。

A.危機管理を県政の最重要課題と位置付け、公共施設や住宅の耐震化、防潮堤の整備などに全力で取り組んできた。策定中の新たな地震・津波対策アクションプログラムでは、自助の再認識や共助の災害対応力の向上を図るほか、自主防災組織への手厚い支援や避難施設の環境改善等による被災者の健康被害の最小化にも取り組む。災害時に情報収集や支援調整を行う県職員を市町へ速やかに派遣するとともに、デジタル技術を活用し情報を迅速に集約・分析する仕組みを整えていく。

教育

県立高校のトイレ洋式化

Q.洋式化率が50%に満たない状況は一刻も早く解消すべきだが、その進め方は。

A.平成27年度から校舎の建て替えや大規模改修等の際に洋式化に取り組んできたが、今後は、建て替え予定のない高校の既存トイレの洋式化を加速させる。令和11年度までの7年間で、建て替え予定のない25校において、洋式化および乾式化工事を実施する。令和5年度は、便器の取り換えなど、比較的簡易な工事で洋式化が可能となる三島南高校など12校のトイレの改修に着手する。

画像:改築後のトイレ
改築後のトイレ

県立高校の在り方について

Q.生徒数の減少により教員の減員が進む中、小規模校への支援にどう取り組むか。

A.オンリーワン・ハイスクール事業により、人的資源が限られた小規模校でも、企業や大学等の協力を得ながら地域人材を活用し、魅力的で質の高い学びに結びつけている。また、ICTを活用した単位認定を伴う遠隔授業を行っており、今後は専門科目の教員不足を補う支援策等の研究も進める。加えて、賀茂、沼津、小笠のほか各地区でも順次地域協議会を開催し、将来を見据えた小規模校等の在り方について、地域の皆様と丁寧に議論を重ねていく。

写真:外部人材を活用した授業の様子
外部人材を活用した授業の様子

このページに関するお問い合わせ

静岡県議会政策調査課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2559
ファクス番号:054-221-3572
gikai_chousa@pref.shizuoka.lg.jp