県議会だより第121号(1) 2月定例会ダイジェストほか
2月定例会は、2月14日から3月10日まで開催し、令和5年度一般会計予算など知事提出の74議案を可決しました。また、議員から提出された意見書案5件及び決議案1件を可決しました。
2月定例会ダイジェスト
2月定例会は2月14日から3月10日までの25日間開催しました。
開会日に、知事から令和5年度静岡県一般会計予算案など73議案が提出され議案等の説明がありました。
6日間にわたる代表質問および一般質問では、20人の議員が登壇し、知事の政治姿勢や令和5年度当初予算編成、脱炭素社会の実現に向けた取り組みなど県政全般について活発な議論を交わしました。
また2月21日には、北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議する決議案を全員一致で可決しました。
このほか2月24日には、移住・定住等促進、自然災害対策、逢初川土石流災害検証・被災者支援の各特別委員会委員長が調査結果を報告して知事に政策提言を行い、2月27日の質問最終日には追加議案1件を即日可決しました。
その後、7つの常任委員会で議案の詳細な審査を行い、3月10日の最終本会議で常任委員長の審査結果報告の後、討論を経て採決を行い、全ての議案を可決しました。
また同日、国に対する5件の意見書案が提出され、全て可決しました。
可決した主な議案
令和5年度関係
令和5年度一般会計予算
総額1兆3703億円
(対前年度当初予算比+59億円0.4%増)
概要
方針1:人づくり・富づくりを着実に推進する取組
- 安全・安心な地域づくり
- 地震・津波対策等減災交付金 25億円
- 流域治水推進事業費(新規) 1億8000万円
- 盛土対策・調査関連事業 20億7700万円
- 新型コロナウイルス感染症医療提供体制確保等関連事業 600億9700万円
- 持続的な発展に向けた新たな挑戦
- DX(デジタルトランスフォーメーション)推進関連事業 8億3861万円
- 脱炭素社会実現関連事業 6億2627万円
- ふじのくにカーボンクレジット創出支援事業費(新規) 2700万円
- 未来を担う有徳の人づくり
- 出産・子育て応援事業費助成 21億5150万円
- 子どもの安全対策関連事業 3億9196万円
- 県立学校施設整備・老朽化対策等関連事業 142億5240万円
- 豊かな暮らしの実現
- スタートアップ支援事業費(新規) 8560万円
- 中小企業等支援関連事業 33億3850万円
- 移住・定住関連事業 5億8370万円
- 魅力の発信と交流の拡大
- 東アジア文化都市推進事業費 4億9800万円
- 富士山世界文化遺産登録10周年機運醸成事業費(新規) 5800万円
- 観光関連事業 23億7990万円
方針2:生産性の高い持続可能な行財政運営
- 政策の推進に向けた組織体制の強化
- 将来にわたって安心な財政運営の堅持
静岡県健康福祉交流プラザの設置及び管理に関する条例
三島市に静岡県健康福祉交流プラザを設置するため、施設の設置及び管理に関する事項等について定めるための条例です。
公衆浴場法施行条例の一部を改正する条例
公衆浴場における衛生等管理要領の改正に伴い、衛生措置等の基準を改めるための条例の改正です。(男女の混浴制限年齢を10歳以上から7歳以上に引き下げます。)
令和4年度関係
令和4年度一般会計補正予算
149億4400万円の減額
主に事業費の確定に伴う減額を行うものです。
静岡県工業用水道及び水道の使用料等に関する条例の一部を改正する条例
静岡県静清工業用水道の受益者負担の適正化を図るための条例の改正です。
意見書・決議
意見書(件名)
- 食料安全保障の強化を求める意見書
- 中小企業・小規模事業者への支援の拡充を求める意見書
- 教職員定数の改善等を求める意見書
- 地方公共団体情報システムの標準化に関する意見書
- 社会的養護下から自立する若者への支援の充実を求める意見書
決議(件名)
- 北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議する決議
議案に対する各会派等の賛否
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