3 令和7年度当初予算の編成

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ページID1067900  更新日 2024年12月2日

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令和6年12月県議会定例会知事提案説明要旨

3 令和7年度当初予算の編成

 次に、令和7年度当初予算の編成についてであります。

 10月に来年度の財政収支の試算をしたところ、地方税などの一般財源総額は本年度並の水準を確保できるものの、社会保障関係経費をはじめとする義務的経費の増加などにより、財源不足額は昨年度の555億円を上回る620億円となりました。これはリーマンショック時に相当する水準であり、また3年連続で財源不足額が500億円を超える極めて厳しい試算結果となりました。

 また、先月提出された各部局の予算要求案について事務レベルで精査しているところでありますが、財源不足額は、さらに拡大する見通しであります。

 こうした中でも、県民の皆様と力を合わせ、「幸福度日本一の静岡県」を実現する取組は、積極的に進めていかなければなりません。そのためには、持続可能で健全な財政基盤を確保することが不可欠であります。

 私は、強い覚悟を持って、本県の健全財政を実現する考えであります。当初予算編成では、税金を一円たりとも無駄にせず、最小の経費で最大の効果を発揮するという方針の下、県有資産の売却などの合理化を進めるほか、あらゆる手段を尽くし、これまで以上に全庁一丸となって歳入歳出の見直しを徹底してまいります。また、厳しい財政状況は、一朝一夕では改善しません。令和7年度当初予算編成を財政の健全化と幸福度日本一を目指す取組の第一歩とし、今後一定の期間を定めて財政改革の強化に取り組んでまいります。