平成27年12月県議会定例会知事提案説明要旨1-07
平成27年12月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.県政の概要】(7)耕作放棄地対策
次に、耕作放棄地対策についてであります。
先頃公表された平成27年農林業センサス結果速報によれば、本県の耕作放棄地は、これまで約2,600ヘクタールを解消したにもかかわらず、それを上回る勢いで増えた結果、平成22年から3%増加することとなりました。
耕作放棄地の増加は、非農家の所有地にその主な要因があります。非農家の土地は、所有者が不在地主である場合が多く、地域との関係も疎遠となり、所有者の特定が困難なことから、この耕作放棄地をどのように解消していくかが大きな課題であります。
このため、モデル事業として、市町の農業委員会に働きかけ、不在地主の耕作放棄地を調査し、所有者が特定できない場合には、農業委員会の決定を受け、農地法に基づく知事裁定により、農地中間管理機構に利用権を設定する取組を進めております。
今後、この取組の結果を検証した上で、全県に広げ、不在地主の耕作放棄地の解消に努めてまいります。