平成28年12月県議会定例会知事提案説明要旨1-2
平成28年12月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.県政の概要】(2)富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり
次に、富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりの総仕上げについてであります。
我が国を訪れる外国人客数は、本年10月末に2,000万人を初めて突破いたしました。政府の掲げる2020年に4,000万人、2030年に6,000万人の目標に向け、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックなどを追い風に、その勢いは増していくものと思われます。また、日本を訪れる留学生は、年々増加しており、昨年度は20万人を超えました。富士山が世界から憧れられるように、いよいよ、日本が世界から憧れられる国となりつつある、ことの証であります。
世界の人々を惹きつけてきたアメリカン・ドリームは、ジャパニーズ・ドリームへ替わり始めたと認識しているところであります。
本県は、これを先取りする気概を持って、“ふじのくに”づくりを進めてまいりました。日本を訪れたい、日本で学びたい、日本で仕事をしたい、日本に住みたい、という世界の人々の受け皿になるということであります。
そして、今、40を超える世界水準の資源を備え、さらなる進展が確かな本県こそが、その先頭に立たなければならない、また、それにふさわしい、との思いを改めて強くしております。
後期アクションプランの最終年となる来年度に向けて、「総括の仕方が、新しい出発の仕方を決める」との考えの下、引き続き、富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりの総仕上げの着実な進捗を図るとともに、世界から憧れを呼ぶジャパニーズ・ドリームの実現につながる新たな施策の展開を視野に入れながら、来年度の予算や組織などの検討を進めてまいります。