2.新型コロナウイルス感染症への対応

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ページID1011187  更新日 2023年1月26日

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令和4年5月県議会臨時会知事提案説明要旨

【2.新型コロナウイルス感染症への対応】

次に、新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。

新型コロナウイルス感染症との闘いも、3年目を迎えております。本年1月から始まった感染の第6波は、2月上旬をピークに新規感染者数が減少し始めましたが、3月下旬に再び上昇に転じ、感染の第7波に入りました。その後、緩やかに減少してきたものの、5月の大型連休中から増加に転じ、感染者数は多い状態が継続しております。オミクロン株は、感染力がより強い派生株のBA.2にほぼ置き換わり、感染の収束は、未だ見通せない状況です。

特に高齢者については、3回目のワクチン接種から時間が経過しつつあることから、感染予防効果が低下し、今後、感染者数の増加や高齢者施設等でのクラスターの再発が懸念されております。このため、高齢者施設等において、従事者に対する定期的な検査や、嘱託医による経口治療薬の投与促進等により、感染者の早期発見、早期治療を行う体制づくりを進めてまいります。また、第6波においては、長期入院により高齢の患者の身体機能が低下し、介助や介護に対する医療従事者の負担が増大したことから、こうした業務に慣れている慢性期病院等を、受入医療機関とする取組を進めてまいります。

ワクチンの4回目の接種につきましては、国から60歳以上の方や18歳以上の基礎疾患のある方を対象とする方針が示されました。接種の開始が予定されている今月下旬に向け、市町と連携し、高齢者施設等の入所者に対する接種準備を進めるとともに、県の大規模接種会場などの体制を整えてまいります。

県民の皆様には、会話時の不織布マスクの着用、人との距離の確保、換気の徹底などの基本的な感染防止対策を引き続きお願いするとともに、3回目のワクチン接種率が伸び悩んでいる若者等に対し、効果などを広報し、接種の検討を促してまいります。

また、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて、引き続き、全国知事会等を通じて、地域の実情に応じた効果的な対応を選択できるようにすることなど、国の基本的対処方針の見直しを求めてまいります。併せて、県といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の御意見を伺いつつ、感染状況に応じた対策を実施してまいります。