令和4年度は15億9千万円余の運用益を得ました!
歳計現金及び基金の運用について
出納局では、静岡県の事業資金である歳計現金と、将来の事業に充てるために積み立てている30基金を運用しています。この運用益は、県の自主財源として、一般会計や各基金の収入となり、県民サービスの向上に充てられます。運用は、安全・確実を基本方針に、1年以上運用可能であれば債券(国債・地方債等)で、それ以外は大口定期預金等で行っています。
令和4年度の資金運用実績については、日本銀行によるマイナス金利政策の導入以降、厳しい資金運用環境が続いていますが、歳計現金及び基金を合わせて、15億9千万円余の運用益を得ました。前年度と比較して7.4%減少となりましたが、財投機関債(※1)や超長期債の購入、インターネット銀行への預託の実施などの工夫を行い、引き続き運用益の確保を図っています。
運用益の年度別推移(百万円)
また、令和5年度は資金運用を通じたSDGsを推進する取組として、基金で購入する債券のうち、一定割合をグリーンボンド(※2)枠として優先的に購入をしています。今年度の実績として、5月に福岡県、6月には兵庫県が発行したグリーンボンドを購入しました。発行総額や利率についての詳細は、以下のページをご覧ください。
将来にわたって安定した財政運営を行うためには、歳入確保の取組が大変重要です。出納局としては、引き続き資金運用の改善に取り組み、財源の確保に努めていきます。
(※1)財投機関債:財政投融資を活用している政府関係機関等が発行する債券のうち、政府が元金、利息の支払いを保証していない公募債券のこと
(※2)グリーンボンド:企業や地方公共団体等が、環境改善効果のある事業や、環境保全のための事業等(いわゆるグリーンプロジェクト)に要する資金を調達するために発行する債券のこと
このページに関するお問い合わせ
出納局会計総務課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3551
ファクス番号:054-221-3573
kaikeisoumu@pref.shizuoka.lg.jp