静岡県基金を活用したグリーンボンドの購入
2020年10月の政府による2050年カーボンニュートラル宣言を踏まえ、2021年2月、本県の川勝知事が国と歩調を合わせ、2050年までに温室効果ガスの排気量を吸収量と均衡させて実質ゼロとする脱炭素社会の実現を目指すことを表明しました。国際社会においても、「持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取組やESG市場※の拡大など、持続可能性の追求に向けた流れが加速しています。
これらを契機として、環境問題に対する関心がより一層高まっている中、環境改善支援と資金運用を一体的に実施できる「グリーンボンド」に注目が集まっています。
グリーンボンドとは、「地球温暖化対策や再生可能エネルギーなど、環境分野への取組に特化した資金を調達するために発行される債券」のことですが、グリーンボンドへ投資することにより、投資家としては配当を受けられるだけではなく、様々な環境改善活動への取組を支援することができます。
昨年3月に本県が策定した総合計画後期アクションプランにおいて、SDGs(持続可能な開発目標)実現に向けた取組の拡大を掲げていますが、この目標を具現化する取組として、出納局では、令和5年度から静岡県基金を活用してグリーンボンドを購入することとしました。
県としてグリーンボンドの購入を推進していくことで、市町や民間企業における環境問題の解決に向けた資金調達を後押しするとともに、県内におけるグリーン投資の更なる活性化に向けた機運醸成を図り、持続可能な社会の形成に貢献してまいります。
※ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉です。ESG投資とは投資先を選ぶ際、財務情報だけで判断するのではなく、企業の社会的責任や環境問題に配慮した経営を行う企業を選択する投資手法を指します。
このページに関するお問い合わせ
出納局会計総務課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3551
ファクス番号:054-221-3573
kaikeisoumu@pref.shizuoka.lg.jp