旧石器時代の狩猟用落とし穴の発見数 日本一

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ページID1046464  更新日 2023年1月24日

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写真:遺構1

新東名高速道路建設予定地の発掘調査で発見した落とし穴と思われる遺構(長泉町:富士石遺跡)


写真:遺構2

落とし穴と思われる遺構の断面(裾野市:塚松遺跡)


写真提供:静岡県埋蔵文化財センター

写真の遺構は、旧石器時代(3万8千年前~1万4千年前)に、動物を生け捕りにするために掘られた狩猟用落とし穴と考えられています。

令和4年3月末までに発見された旧石器時代の狩猟用落とし穴と考えられる遺構の数は、全国で402基です。そのうち、静岡県は255基で日本一となっています。なお、海外では発見例がないため、世界一とも言うことができます。

グラフ:旧石器時代の狩猟用落とし穴の発見数(令和4年3月末現在)

遺構の発見数(令和4年3月末現在)

区分

1位
静岡県

2位
宮崎県

3位
鹿児島県

全国

発見数

255

49

47

402

全国に占める割合

63%

12%

12%

100%

単位:基

出典:佐藤宏之「日本列島旧石器時代陥し穴猟」『国立民族学博物館調査報告』第33号(2002年)、静岡県埋蔵文化財センター

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