"オーラル・フレイル"の予防
健康でいきいきとした生活を送るためには、歯と口の機能を保つことは大切な要素です。
毎年、6月4日から10日は「歯と口の健康習慣」です。
いつまでも自分の歯でおいしく食事を味わいましょう。
80歳になっても自分の歯を20本以上保つように、子どもの時から歯や歯肉の健康づくりに取り組もうという「8020運動」。人の歯は一般的に28本ありますが、20本あればほとんどの食べ物をおいしく食べられます。
オーラル・フレイルの予防は早期対応が肝心
ちょっとした滑舌の悪さや食べこぼし、飲み物にむせるといった口のまわりのトラブル…、これらは高齢期に体が弱っていく最も早期のサインであることがわかってきました。この不調を、「オーラル・フレイル(歯と口腔機能の低下)」と呼び早い段階での対応が大切です。定期的な歯科健診で歯と口のトラブルを早期に発見し、オーラル・フレイルを予防していつまでも健康な心身を保ちましょう!
高齢期の口腔ケア2つのポイント
- 歯と口を清潔に保つ
- 自分に合った歯ブラシや歯間ブラシなどを使用し、すみずみまできれいに磨く
- 加齢で衰える口腔機能の維持・向上
- かむ力や飲み込む力をつける体操で顔面や口をよく動かし、口の健康を保つ
- 栄養のバランスのとれた食事をしっかりかんで食べる
入れ歯で脳と体の健康を守りましょう
歯を失ってしまったときは、歯科で入れ歯を入れましょう。
かみ合わせがよく、しっかりかめることが、認知症予防に効果的なことがわかっています。
また、入れ歯を清潔に保つことはほかの歯をむし歯や歯周病から守り、口の中の病原菌の繁殖を抑えて全身の健康を守るためにも重要です。毎食後が理想的ですが、無理なときは、就寝前にていねいに洗いましょう。
試してみよう!
かむ力・飲み込む力をつける体操
- 口を閉じたまま、ほおを膨らませたり、すぼませたりする
- 口を大きく開けて、舌を出したり引っ込めたりする
- 舌を出して、上下・左右に動かす
- 口を閉じて、口の中で舌を上下・左右に動かす
飲み込む力を高める体操
「頭上げ体操」
食道の入り口を広げ、飲み込むためののどの筋力を強化します。
- あお向けに寝て、頭だけを持ち上げて、足の親指を見る。
- この状態を30秒間続ける。
- これを3回繰り返す。
だ液の分泌をよくするマッサージ
- 耳下腺を刺激…親指を除く4本の指をほおにあて、上の奥歯に添わせる要領で後方から前方に回す(10回)
- 顎下腺を刺激…耳の下からあごの下まで5ヶ所くらいに分け、順番に親指で押す(10回)
- 舌下腺を刺激…両手の親指をそろえ、あごの下から突き上げるようにゆっくり押す(10回)
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