温泉の基礎知識

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ページID1025042  更新日 2023年1月11日

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温泉と認定される条件

温度又は物質で認定します。

  1. 温度(地中からゆう出するときの温度)摂氏25度以上
  2. 物質(次のもののうち、いずれか一つ以上が一定量含まれていること。)
物質名 含有量(1キログラム中)
溶存物質(ガス性のものを除く。) 総量1,000ミリグラム以上
遊離炭酸(CO2) 250ミリグラム以上
リチウムイオン(Li・) 1ミリグラム以上
ストロンチウムイオン(Sr・・) 10ミリグラム以上
バリウムイオン(Ba・・) 5ミリグラム以上
フェロ又はフェリイオン(Fe・・,Fe…) 10ミリグラム以上
第1マンガンイオン(Mn・・) 10ミリグラム以上
水素イオン(H・) 1ミリグラム以上
臭素イオン(Br’) 5ミリグラム以上
沃素イオン(I’) 1ミリグラム以上
ふっ素イオン(F’) 2ミリグラム以上
ヒドロひ酸イオン(HAsO4’’) 1.3ミリグラム以上
メタ亜ひ酸(HAsO2) 1ミリグラム以上
総硫黄(S)[HS’+S2O3’’+H2Sに対応するもの] 1ミリグラム以上
メタほう酸(HBO2) 5ミリグラム以上
メタけい酸(H2SiO3) 50ミリグラム以上
重炭酸そうだ(NaHCO3) 340ミリグラム以上
ラドン(Rn) 20(百億分の1キュリー単位)以上
ラジウム塩(Raとして) 1億分の1ミリグラム以上

したがって、地中からゆう出する際の温度が、摂氏25度以上の温度であればそれをもって温泉ということになり、また、摂氏25度未満であっても、上記表の19種類の物質のうち、いずれか一つ以上が一定量以上含まれていれば、温泉になります。

入浴上の注意事項

1入浴前の注意

  1. 食事の直前、直後及び飲酒後の入浴は避けること。酩酊状態での入浴は特に避けること。
  2. 過度の疲労時には身体を休めること。
  3. 運動後30分程度の間は身体を休めること。
  4. 高齢者、子供及び身体の不自由な人は、1人での入浴は避けることが望ましいこと。
  5. 浴槽に入る前に、手足から掛け湯をして温度に慣らすとともに、身体を洗い流すこと。
  6. 入浴時、特に起床直後の入浴時などは脱水症状等にならないよう、あらかじめコップ一杯程度の水分を補給しておくこと。

2入浴方法

  1. 入浴温度
    高齢者、高血圧症若しくは心臓病の人又は脳卒中を経験した人は、42℃以上の高温浴は避けること。
  2. 入浴形態
    心肺機能の低下している人は、全身浴よりも半身浴又は部分浴が望ましいこと。
  3. 入浴回数
    入浴開始後数日間は、1日当たり1~2回とし、慣れてきたら2~3回まで増やしてもよいこと。
  4. 入浴時間
    入浴温度により異なるが、1回当たり、初めは3~10分程度とし、慣れてきたら15~20分程度まで延長してもよいこと。

3入浴中の注意

  1. 運動浴を除き、一般に手足を軽く動かす程度にして静かに入浴すること。
  2. 浴槽から出る時は、立ちくらみを起こさないようにゆっくり出ること。
  3. めまいが生じ、又は気分が不良となった時は、近くの人に助けを求めつつ、浴槽から頭を低い位置に保ってゆっくり出て、横になって回復を待つこと。

4入浴後の注意

  1. 身体に付着した温泉成分を温水で洗い流さず、タオルで水分を拭き取り、着衣の上、保温及び30分程度の安静を心がけること。
    (ただし、肌の弱い人は、刺激の強い泉質(例えば酸性泉や硫酸泉等)や必要に応じて塩素消毒等が行われている場合には、温泉成分を温水で洗い流した方がよいこと。)
  2. 脱水症状等を避けるため、コップ一杯程度の水分を補給すること。

5湯あたり

温泉療養開始後おおむね3日~1週間前後に、気分不快、不眠若しくは消化器症状等の湯あたり症状又は皮膚炎などが現れることがある。
このような状態が現れている間は、入浴を中止するか、又は回数を減らし、このような状態からの回復を待つこと。

6その他

浴槽水の清潔を保つため、浴槽にタオルは入れないこと。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部生活衛生局衛生課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3281
ファクス番号:054-221-2342
eisei@pref.shizuoka.lg.jp