新型コロナウイルス性肺炎中等症2以上入院患者の状況調査結果について（第10報）

ページID1069246　更新日 2025年2月14日

1　要旨

入院病床を有する県内医療機関から、令和6年10月28日～令和7年2月2日までに報告のあった新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上となった入院患者について、第10報としてとりまとめたので報告します。

概要
目的	新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上の患者の年代、ワクチン接種状況、基礎疾患等の情報を集計・分析し、医療機関への情報提供や県民への注意喚起等に役立てる。
調査対象	令和5年5月8日以降に入院している方のうち、以下のいずれかの方「新型コロナウイルス性肺炎」による中等症2以上の患者「新型コロナウイルス性肺炎」による重症の患者中等症1以下の者で急性心筋炎や急性脳症を呈した患者
調査方法	協力していただける県内病院がGoogleフォームに入力した情報（個人が特定できない形式）を県が定期的に集計・分析を行う。
調査項目	重症度年代性別基礎疾患コロナワクチン最終接種歴コロナ発症前のパフォーマンス・ステータス（PS）※ その他、特記事項（自由記載） ※パフォーマンス・ステータス（日常生活自立度）とは患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0～4の5段階で表した指標。グレード1以上は日常生活動作に何らかの制限が生じている状態。

結果
回答数	68人
重症度	中等症2…66人・重症…2人
年代	65歳以上が59人で約87％を占めた。年代別では、80歳代が最多で約34％を占めた。
性別	男性…44人・女性…24人
基礎疾患（複数回答あり）	上位3疾患は、心疾患37人（55％）・糖尿病18人（27％）・呼吸器疾患15人（22％）だった。
ワクチン接種状況	65歳以上の中等症2以上の人は、県の65歳以上全体と比べて、未接種者（0回接種）や2回接種者が多く（16%対6%、13％対2％）、7回接種者が少なかった（16%対42%）。
発症前パフォーマンス・ステータス（PS）	何らかの活動制限のある人（パフォーマンス・ステータス1以上の人）55人（約81％）

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