新型コロナウイルス性肺炎中等症2以上入院患者の状況調査結果について(第1報)
1 要旨
コロナ入院患者確保病床を有する医療機関から、令和5年5月15日〜6月18日までの間に報告のあった新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上となった入院患者について、第1報としてとりまとめたので報告します。
2 概要
目的 |
新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上の患者の年代、ワクチン接種状況、基礎疾患等の情報を集計・分析し、医療機関への情報提供や県民への注意喚起・接種勧奨等に役立てる。 |
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調査対象 |
令和5年5月8日以降に入院している方のうち、以下のいずれかの方
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方法 | 協力していただける県内病院がGoogleフォームに入力した情報(個人が特定できない形式)を、県が定期的に集計・分析を行う。 |
調査項目 |
※パフォーマンス・ステータス(日常生活自立度)とは患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0〜4の5段階で表した指標。グレード1以上は日常生活動作に何らかの制限が生じている状態。 |
3 結果
5類感染症移行後も、重症化する人の大部分は基礎疾患のある高齢者で、ワクチン接種回数の少ない人の割合が多い傾向にあり、基礎疾患のある高齢者に対する接種の重要性は変わらず、接種勧奨も引き続き必要と考えられる。
回答数 | 40人 |
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重症度 |
中等症2 :37人・重症 :3人 急性心筋炎や急性脳症を呈した患者の報告はなかった。 |
年代 |
65歳以上が35人で約9割を占めた。 年代別では、80歳代が最多で約5割を占めた。 |
性別 | 男性28人・女性12人 |
基礎疾患(複数回答あり) |
上位3疾患は、心疾患20人(5割)・呼吸器疾患11人(約3割)・糖尿病8人(2割)だった。 |
ワクチン接種状況 | 65歳以上の中等症2以上の人は、県の65歳以上全体と比べて、未接種者(0回接種)が多く(25%対6%)、5回以上接種者が少なかった(43%対68%)。 |
発症前パフォーマンス・ステータス(PS) |
何らかの活動制限のある人(パフォーマンス・ステータス1以上の人) 34人(85%) |
添付ファイル
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静岡県の新型コロナウイルス性肺炎中等症2以上入院患者の状況(第1回:2023年5月15日〜6月18日) (PDF 911.9KB)
調査結果の詳細はこちらのPDFファイルをご覧ください。
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このページに関するお問い合わせ
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