新型コロナウイルス性肺炎中等症2以上入院患者の状況調査結果について（第5報）
1 要旨
コロナ入院患者確保病床を有する医療機関から、令和5年5月15日〜10月29日までのこの夏の流行期間に報告のあった新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上となった入院患者について、第5報としてとりまとめたので報告します。
2 概要
| 目的 |
新型コロナウイルス性肺炎で中等症2以上の患者の年代、ワクチン接種状況、基礎疾患等の情報を集計・分析し、医療機関への情報提供や県民への注意喚起・ワクチン接種勧奨等に役立てる。 |
|---|---|
| 調査対象 |
令和5年5月8日以降に入院している方のうち、以下のいずれかの方
|
| 方法 | 協力していただける県内病院がGoogleフォームに入力した情報（個人が特定できない形式）を、県が定期的に集計・分析を行う。 |
| 調査項目 |
※パフォーマンス・ステータス（日常生活自立度）とは患者の全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0〜4の5段階で表した指標。グレード1以上は日常生活動作に何らかの制限が生じている状態。 |
3 結果
| 回答数 |
461人（第4報までに報告済みの314人を含む） |
|---|---|
| 重症度 |
中等症2 ：443人・重症 ：16人・脳炎/脳症：2人 |
| 年代 |
65歳以上が397人で86%を占めた。 年代別では、80歳代が最多で約4割を占めた。 |
| 性別 | 男性283人・女性178人 |
|
基礎疾患（複数回答あり） |
上位3疾患は、心疾患223人（約5割）・糖尿病91人（約2割）・呼吸器疾患79人（約2割）だった。 |
| ワクチン接種状況 | 65歳以上の中等症2以上の人は、県の65歳以上全体と比べて、未接種者（0回接種）が多く（22％対6％）、5回以上接種者が少なかった（37％対72％）。 |
| 発症前パフォーマンス・ステータス（PS） |
何らかの活動制限のある人（パフォーマンス・ステータス1以上の人） 373人（81％） |
添付ファイル
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静岡県の新型コロナウイルス性肺炎中等症2以上入院患者の状況（第5回：2023年5月15日〜10月29日） （PDF 1.4MB）
調査結果の詳細はこちらのPDFファイルをご覧ください。
関連情報
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