加美富士[薬莱山]
- エリア
- 東北エリア
- 名称
-
加美富士[薬莱山]
- 読み
- かみふじ[やくらいざん]
- 標高
-
553m
- 地域
- 宮城県加美郡加美町
山麓から山頂まで整備された登山道、頂上からは大崎平野を一望できる。
加美町のシンボル的な山で、山容が富士山に似ていることから加美富士の名で親しまれている。言い伝えでは約2000年前に噴火したといわれている。町内の様々な場所から秀麗な姿を見ることができる。薬莱山の名前の由来は、天平7年(735年)にこの辺りに疫病が発生したとき、山頂に薬師如来を祀ったためと伝えられている。また、平安時代、坂上田村麻呂が蝦夷征伐に来た時、湧谷の箆嶽山から薬莱山に向かって、長さ1丈5尺の弓で7尺5寸の矢を放った。将軍は部下を遣わして三日三晩その矢を探させたが、とうとう見つけることが出来なかった。そこで、この山が矢を喰らってしまったのであろうと矢喰山と名づけたという伝説もある。例年旧暦4月8日には例大祭が行われている。山麓から頂上までは登山道が設けられており、途中706段の階段がある。553mの頂上からは、大崎平野を一望できツツジやフジ、ヤマユリを見ることができる。
このページに関するお問い合わせ
スポーツ・文化観光部文化局富士山世界遺産課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3746
ファクス番号:054-221-3757
sekai@pref.shizuoka.lg.jp