東部地域施設概要:加島水門
施設の概要
加島水門は、潤井川の水をかんがい用水として中堀用水に水を引き入れるための取水門で、明治27年に造られました。
江戸時代に、加島平野(富士川左岸下流域)では、多くの水田が開発されましたが、水田の開発に伴い、用水路も多く造成され、この中堀用水もそのひとつです。同様に潤井川から取水している用水路は、上堀用水、下堀用水があり、加島平野のかんがい用水として利用していました。
加島水門が設置されていた潤井川は、大正11年(1922)の関東大震災後の地殻の変動による自流の減少が原因でかんがい用水が不足し、昭和30年代には工業用水も不足したため、昭和32年(1957)に農業用水と工業用水の共同事業として、富士川(中部電力芝富発電所)から取水する富士川用水事業が着手されました。事業完了後は、上堀用水、中堀用水、下堀用水に富士川から用水が供給され、補給水として利用されています。
施設の写真
施設までの交通アクセス
- 車をご利用の場合
東名高速道路:富士ICより約10分 - 公共交通機関をご利用の場合
JR富士駅富士急静岡バス「富士駅前」(曽比奈方面行き)より「長沢」(約13分)徒歩約21分、またはJR入山瀬駅(身延線)より徒歩約14分
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